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自分の置かれた環境が少しでも思い通りにいかないと「今いる自分の環境はだめだ」と、人は不満に思ってしまいがちです。

友人知人が新しいこと、素敵なことを実現させると「ああ、そんな素敵なことが出来ない自分はなんて遅れてしまっているんだ」と軽く嫉妬したり落ち込んだりすることも。

そこに

「世の中常に進化していますからね。現状維持はすなわち退化なんですよ」

なんてことを言ってる人の言葉が追い打ちになるわけですよ。自分が参考にしたり追いかけたりしている人や、目立つオピニオンリーダーがいうから焦っちゃう。焦って地に足が付かない状態でふわっと始め、結局我を失ってフォームを崩してしまうんですな。

自分のペースに合わないような生き急ぎはしなくていいですよ。

リードしている人は「現状維持は退化」と脅迫されてリードしているわけじゃない

退化が怖いから何か変化しているというより、新しい何かを見て進化したいという前向きな意識があるからこそ変化を試みるわけですよね。世の中をリードしている人、オピニオンリーダーと言われる人は。

ところで、その対角っぽいところである「現状維持は退化」を捉えてみると、割とみんなが焦りやすくなる共通のテーマになってきます。だからこそ、そうだそうだ。自分も進化しなきゃ、進化しなきゃ退化だ、と脅迫観念にかられて変化しようと考えちゃう人が出てくるわけですね。

いや、それってそこまで無理しなくてもいいんですよね。

我々は移動する電車に乗っている

僕たちはうんと多い車両構成の電車に乗っているようなものです。リードしている人はどんどん前の車両に移っていきますが、後ろの車両に乗っている人も世の中の変化には対応しながらそこにいる、ということなんですよ。退化はしていないんです。世の中の変化に、前に移った人ほどじゃないけれど少しずつ対応するものです。

「べらんめえ、テレビなんてアンテナ置いてぶっ叩けば見られるんだよ!」

と思っていたおじさんも、ハイビジョン放送が始まり、地デジが始まってくるといやでも対応せざるを得なったし、変化は出てくるものなんです。

切符で電車に乗ってたおじさん、おばさんも、いつの間にか交通系の電子マネーを使うようになるの。

だから、特に変化に対応し続けなければならない!なんて気難しく考えなかったとしても、自分の生活やこれまでの意識に応じて少しでも変わっていくものなんです。

だから、

「より速く変化したい」

「変化して時代をリードしたい」

「先行者利益を得て儲けたい」

と思って変化を急ぐならそれは大切な戦略ですが、

「変化しなければすなわち退化」

と脅迫観念にかられて変化を急ぐなら、まあ待てよ、別に今変化しなくても人間死なないよ、って言いたいわけです。

常に動きっぱなしでなくていい

仮に変化をしたいとしても、し続けなければいけないってことも無いわけですよ。そもそもそんな変化し続けるのも大変なので。

何かの5本の指、みたいなのに入りたいのであれば、ぜひ変化し続けるよう頑張ってみてください。
それはがんばらなきゃできない。

普通なら、変化をがガンガン入るタイミングと、停滞と、インプットしていて見た目上停滞と、いろんなタイミングがあるわけなのです。とにかくそんなに変化し続けることばかり意識して無くても、人生割と生きていけますよ。

置いていかれてなにか困ったことでも?

世間の変化するスピードに自分が追い付かなかったからといって、何か困ったことがありましたか?自分自身の生活を見返してみるだけであれば、困ったことなんて実は大してないんじゃないですかね。

周囲に「現状維持は置いていかれるから退化だ」っていう論調が多くなって、同調圧力の一種で「ああ、自分も変化しなければいけない」「置いていかれてはいけない」と思ってしまいます。でもそれはやっぱり一種の同調圧力。残業しなければいけない、みたいな同調圧力もあるけど、みんなポジティブにならなきゃ、みんな進化しなきゃ、みたいな、むりやり前を見させられる同調圧力も面倒じゃないですか。

変化したい人はすればいいし、したくない人は特にしなくてもいい。移動する電車に乗っているようなものなので、放っておいても少しずつ変化します。何ら恐れることはないんです。

大人になって発売日にゲーム買わなくてもいいんですよ。子供の頃は学校で報告しあうことが大切なルーチンだから発売日に買うステータスあるけど、大人になって発売日にゲーム買っても遊ぶ暇ない、なんてザラでしよ?自分のペースで好きにすればいいの。

「置いて行かれた」ものに味わいが出てくるものも

かつて「トレンディ」と言われていた様々なものは流行が過ぎると、次に同じものが流行として仕掛けられるまでは古臭いものとして扱われてしまったりしますよね。一度トレンドに乗っしまうと「あの人はトレンドに敏感」みたいに言われ、そう思われ続けたいとなると、泳ぎ続けなければ死んでしまう回遊魚みたいになってしまう。

でも、時代の流行を無視してそこにあり続けるものの中には「味わいのあるもの」として勝手に再評価されていくものもたくさんあります。また、流行に乗らない独立独歩の美しさもあるものです。

追っかける流行に乗らなくても、今ある自分のポジションで輝ける方法なんてものも山ほどある。

人に惑わされない

「まだ慌てるような時間じゃない」というセリフは、あるバスケットボール漫画の有力なライバルプレイヤーが発したものです。相手チームに追い詰められそうになった時に動揺し焦る味方を落ち着かせるかのように、時間を止めるかのような感覚で話しました。

それによりそのチームの態勢が立て直されたのです。

世の中が常に変化しているのは事実。
オピニオンリーダーが常に先端を狙い、新しい良さを求めているのも事実。
だけれども世の中の全員がつねに先端を狙い、新しい良さを求めなければいけないかといえば決してそうではありません。人間全員が進化し続けないとだめ、みたいな世界だったら窮屈すぎて僕しんじゃう。

人に惑わされず、自分は自分のポジションや立ち位置を確認しておきましょう。その上で進化し続けたい人はすればいい。また、変化すべきときにすればよくて、常にしようとして空回りしたり疲れたりしちゃうんだったら、のんびりしてた方が心にいいです。

自分のペースでいい人はそうすればいい。

世間の流行に後れてる、ほかの人の成長や進化に嫉妬や焦りを覚えたときにはまず一度こう自分に話しかけましょう。

「まだ慌てるような時間じゃない」

とね。

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