ライターノウハウなど

ネットの情報を鵜呑みにせずにきちんと取材対象に確認することが大切だと再認識した話

2017/10/13

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先日、ラーメン屋さんの取材に行きました。そこで、取材前の事前準備の大切さと、ネットの情報を鵜呑みにせず、特に取材の場合は自分の口で質問をして相手から直接回答をもらうことが大切だということを改めて感じました。

編集部から最低限要求されていることは、お店にいって代表的なメニューを食べて、店内やラーメンの写真を撮って、感想なりお店の様子なりを書くことだったんですよね。

でも、それだと同じメディアで筆を取っている「ラーメン王」みたいな人にいろいろ敵うわけがありません。なので下調べなどをして自分なりの視点を見つけ、それを材料として取材に伺うようにしていたんです。

準備しておいてよかった!

まあ、ラーメン屋さんに限らず取材ってのは下調べをいろいろするもんです。
こういう準備をしていても不発に終わる場合もあるのですけれど、

「準備しておいてよかった!」

ということの方が多いんですよね。文章にそれがでるかどうかはさておきですが。

今回の取材に関してはそのお店のオフィシャルに近いところのサイトをできるだけ探しつつ、食レポを書いている人のブログなども漁って、どのような特徴の店なのか、どのように感じられているのか、といったことを知識として仕入れておきました。

それを真実として捉え取材の手間を省くのではなく、書く文章のための材料の1つです。

場合によっては
「こう言われているけれど実際どうなんだ?」
という疑問を解消したい、というのもありました。

複数のサイトで書かれていることを聞いてみる

さて、そのラーメン屋さんに行き、取材をしました。食べ終わったあとに食材の話、調理方法の話、ご苦労の話などを聞いたのち、ふと多くのブログに書かれていたことを思い出しました。

店長さんは某人気チェーンの店長さんだった

と書かれていたんですね。そのことを聞いてみたら

「いやあ、ああやって書かれているんですけれど僕なにも関係ないんですよ。僕のお店の評判が人気チェーンに影響与えたら失礼ですよね」

みたいなお話をしてくださったんです。

この話について場合に分けて考えてみますと、

  1. 下調べをしていなかったら聞き出せなかったかもしれません。
  2. 下調べを過信していたら、当たり前だと思って聞かなかったかもしれません。
  3. 下調べをしつつ、実際はどうなのかを本人の言葉で聞きたかったからこそ聞き出せました。

こんなことになったんじゃないかと思うんです。

もしかしたら、だれか1人が書いたネットのコメントをコピーするような形でほかの人も書いたのかもしれませんね。だから、事実と異なった情報がいかにも事実であるように、複数のブログ記事で書かれていたのかもしれません

調べてみる。自分で聞いてみる

当たり前といえば当たり前です。でも人間、なにかと省略化したくなるものです。

でも、確認すべきことはちゃんと確認すべきなんだなあというのを改めてわかったような気がしますね。

本の著者さんなどの場合は、その方の本をしっかり読むことは、受け取り方さえ間違えなければそのまま事実です。

でも、第三者が書いたものというのは、本人に確認しないとわからないものがあります。複数のサイトなどで書かれていたとしても、誰かがコピーしたものが出回った状態では、まとめて間違っているという可能性もあります。

取材する側は丁寧に、自分の目で見、耳で聞いたものを文章に起こせるようにしたいものですね。錯覚や間違いもあるので、上手に裏をとりつつ、直接取材相手から得た情報を大切に表現したいものだなあと思いました。

そんな取材を行った記事がこちらです。秋葉原から御徒町のあたりにある二郎系のラーメン店「ラーメンイエロー」です。よかったら読んでみてください。

【ジロリアンに朗報】新潟二郎系の代表が東京へ!チャーシューの存在感がハンパない「ラーメンイエロー」 | Rettyグルメニュース

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