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また一つ貴重な命がなくなり、重要な命が助けられました。

←第21話のレビューはこちら

荒木村重が守る有岡城の土牢に幽閉された官兵衛さん、もう半年が経ちました。

有岡城内に潜入した井上九郎衛門さんは門番にお酒を差し入れして油断させ、栗山善助さんを招き入れます。そして善助さんはあらかじめ図面で確認した土牢へ向かって堀を泳ぎます。

そして、堀から塀の上小窓らしきところに向かって声をかけると、牢の中から官兵衛さんの受け答えが!

ついに官兵衛さんの生存を確認できた善助さんは騒げないものの大喜び。官兵衛さんも生きる気力をまた少し、取り戻しました。

というところでオープニング。

揺れる有岡城

毛利がなぜ来ないのだ・・・
兵糧も尽きてしまう
毛利はそもそも兵を出す気がないのだ!

荒木家中もストレス満載です。まあ半年の間、ほぼ籠城しているわけですからねえ

何度も毛利を促しているのに!と話す家臣に刀を振り上げてしまう村重さん、やっぱりいろいろお辛い様子ですな・・・。

「織田の間者を捕えました!」という部下の報告にも、間者をとらえた喜びよりも、織田のゆさぶりにストレスを溜めさせられている感が強い村重さん。切り捨てを命じ、ほかの領民には「うろたえるな」と声をかけていますが、うろたえているのは村重さんっぽいです。

通りがかる奥さんのだしさん、荷物を確認するとそこには食糧と着替えがありました。囚われの官兵衛さんへの差し入れであることは一発でわかります。

「このままでは官兵衛さまは死んでしまいます!」というだしさんに、あくまでも面会を禁じる村重さん。村重さんからしてみれば、身の回りすべてがストレスの種ですなあ。

姫路に官兵衛生存の報

姫路にも官兵衛生存の吉報が伝わります。一時は官兵衛さんも息子の松寿丸さんも死亡、という覚悟をしなければならなかった黒田にしてみれば吉報に続く吉報ですね。頑張れば黒田家はまた当主が戻ってきそうです!

秀吉さんの正妻・おねさんは竹中半兵衛さんのお宅へ。
半兵衛さんはそこで、

・播磨に戻る
・秀吉に会わずに死ぬわけにいかない
・自分は軍師、死ぬのは戦場で

と堅い決意をおねさんに語ります。

そして松寿丸に渡したのは、半兵衛さん愛用の軍配。
軍配は戦で指揮を取るときに使うものです。

これをおぬしの父(官兵衛さん)に渡してくれ。ワシの最後の頼みじゃ。よいな。

と半兵衛さんは松寿丸に様々なものを託しました。

半兵衛、死地に赴く

姫路の秀吉軍に戻った半兵衛、「ご心配をおかけしました」と秀吉さんに挨拶します。
そこで官兵衛さんが生きていること、裏切っていないことも伝わります。

秀吉さんは「そろそろ、真のことを申してくれんか」。
半兵衛さんも何のことかわかっていて、「松寿丸は生きております」。

小躍りする秀吉さんですが、半兵衛さんからすると、織田信長の命に逆らって松寿丸を生かしたのは官兵衛さんを活かすため。命令を背いたことお許しください、という謝罪の種。そのうえで官兵衛を救い出してください!と秀吉さんに依頼します。

毛利の援軍がない有岡はいずれ落ちる、毛利を抑えるには宇喜多を引きこめば十分。
宇喜多には本領安堵で十分で、蜂須賀小六さんを遣いに出せばよいでしょう、と進言します。

「何を申すか、せっかくおぬしが元気になったのじゃ、いって参れ!」

という秀吉さんに「それもそうでございますなあ」と笑う半兵衛さんですが、もうその笑顔には力がありません。

有岡の土牢

伏せている官兵衛、牢の中に犬が迷い込んできます。その迷い込んできた子供と官兵衛さんの目が合います。牢の管理をしている兵士から「ここへきてはならぬ」と諭されます

この管理をしている兵士は結構官兵衛さんに良くしてくれ、決して罪人扱いもせず、後々の黒田家に大きな影響を与える人になるんですよねえ。詳細は後ほど

秀吉の陣所では病に臥せる半兵衛さん、その周りに石田三成さん、蜂須賀小六さん、羽柴小一郎秀長さん。そしてそこに秀吉さんがやってきます。

力なく話す半兵衛さん、もう死相が出ています。
秀吉さんの励ましに答える気力もなく・・・。

半兵衛さんは3人に遺言を残そうとします。

石田三成さんには「おぬしは知恵が回るがそれに頼りすぎる。人の心中をもっと察するよがよい」

小一郎どの、小六どの、と言ったところで二人が「気をしっかりもて!」「おぬしの説教をまだ聴きたいぞ」と励ましますがもうほとんど話す機力がありません。

最後に秀吉さんに遺言します。
「これからは、何事も官兵衛をお頼りください。秀吉さま、面白うございました・・・」。
やばい、僕はここでウルッときました。

「天下を・・・」と最後に呟いて、天才軍師・竹中半兵衛さんは天正7年6月13日、36歳でこの世を去りました。官兵衛さんに会うこともなく・・・。

半兵衛さんと馬を走らせる夢を見る官兵衛さん、何かを予見させているんですかね。

梟雄の身体も

さて、軍師官兵衛の中でバツグンの存在感を見せている一人、梟雄・宇喜多直家さん登場。しかしお顔が優れず、お酒も美味しくないご様子です。

悪い病に憑りつかれたようじゃ・・・八郎(のちの宇喜多秀家)の元服まで持たないかもしれぬ・・・。
ということで、宇喜多家の行く末を決めました。

使者として来た秀吉の配下・蜂須賀小六さんと面会する宇喜多さん。「本領安堵は相違ないな!?」と上から目線で語りかけます。

「今日限り、ワシは毛利を捨て、織田に付く!」

と高らかに宣言します。自分の器量が無ければ戦国を泳ぐことはできない、と思っているのでしょうねえ。

焦る有岡

荒木さまは毛利に見捨てられたのではないでしょうか。
荒木さまは正気を失っているというお話もある。

領民におう思われてしまっている有岡城。城内は調略を恐れ、疑心暗鬼な状態らしいです。

織田勢が攻めたときにできた隙に乗じて官兵衛さんを助けよう、というのが黒田家臣の腹です。

茶器を眺める村重さん、毛利家へ直に出向き、援軍を頼もうとしているようです。

・・・えっ?城主が城から抜け出してしまうの?
もはや本当に正気を失っている村重さん、作戦は近くの尼崎城に抜け出し、そこから毛利領へ入ろうとしているらしいです。

っていうか、村重さんは村重さんで結構な戦上手。その人が居なくなった有岡城って、何なの?ってなってしまいます。もはや何も言えないだしさん。

土牢に村重さんが来ます。
官兵衛さんに酒を一杯渡しますが、官兵衛さん、むせて飲めません。
「だらしないのう・・・」という村重さんですが、「官兵衛、わしに付け!」と最後のお誘い、ただし、もう官兵衛さんが首を縦に振るとは思っていないようです。

ワシが直談判する、と官兵衛さんにいう村重さん、なんか目標が若干変わっているみたいで、信長を倒して天下人になる→信長には負けぬ(勝ち負けの定義を策定中)って感じです。

そして、茶道具を抱え、織田軍の包囲網をかいくぐって有岡城を抜け出し、長男の守る尼崎城へたどり着きます。

このあとの荒木村重が僕は大好きです。ドラマがあるから書かないけれど、とにかく荒木村重、尊敬できるくらいすごい・・・。

信長さん、怒る

家臣に地球儀を見せて、世界の広さ・日本の小ささを教える信長さん、そこに滝川一益さんの「村重が有岡城を抜け出した!」の一報が。

信長さん、超ご立腹ですよ。

タイミング悪くそこに「宇喜多を調略したよ(どや!)」と報告してきた秀吉さん、足蹴にされて「宇喜多をいつ調略しようとした!攻め滅ぼせ!」と一喝されます。全部「ごもっとも!」と言うしかない秀吉さんですが、濃姫さんからニュースを聞いて唖然。

村重、窮まる

いつの間にやら制海権は織田に握られています(第2次木津川口の戦いで織田軍の鉄甲船が毛利水軍をさんざんに打ちのめした)。陸路も織田軍で埋め尽くされている上に、織田を抜けても宇喜多は最近毛利から離れている・・・と。あああ、村重さん、進退窮まっています。

有岡城総攻撃

そしてついに織田軍が有岡城に攻め入ります。
教会で担当を見つめる村重さんの奥さん・だしさんですが、キリシタンは自害禁止。何もできません。

そこへ織田軍から使者が。
尼崎に逃げている村重さんが降伏さえすれば残りの城兵らは助ける、という交渉を仕掛けた模様で、家臣の荒木久左衛門さんらが説得に行った模様です(この時点で荒木久左衛門は降伏済ということですね)。

その、尼崎城。雨の場外で、荒木久左衛門が待ちますが、村重さんは降伏しないと。なんですかねこの決意。

「ワシは負けぬ、降伏などせぬ」と心に誓った村重さん。ついに信長さんに負けない定義が定まったようです。

「生きて、生きて、生き抜くことで、信長に負けたことにならぬ。何があろうと、生きて生きて生きぬいてやる!」

もうね、決意が一介の素浪人ですよ。

結局村重さんが応じないと知った久左衛門さんなどまで逃走、これは織田軍得意のジェノサイトが待ち受けておりますですよ・・・。

官兵衛、解放

牢番の兵士が
「今まで、すまなかった。間もなく織田が攻めてくる。それに乗じて逃げるが良い」
と、官兵衛の牢の鍵を外します。だしさんが命令してくれたそうで、だしさんと、この牢番の兵士も戦うということでした。

牢番の兵士の息子さん(序盤で犬と遊んでいた子)が気がかりじゃ、という牢番さんに官兵衛さんは「ワシが、預かろう」。

官兵衛が牢に入れられていたとき、加藤重徳という荒木村重の武将がよく世話をしてあげ、このことに感謝した官兵衛は加藤重徳をのちに家臣に迎え、また加藤重徳の息子を養子として育てたという話があります。この養子がのちの黒田一成で、この人は黒田八虎と呼ばれた重臣となります。ずっと後、天草四郎が乱を起こしたといわれる(今は諸説いろいろあるようですね)島原の乱(子の名前も今はいろいろあるようですね)の際、福岡県の黒田藩では藩主の忠之(松寿丸の子供)よりもこの一成に従ったと言われるくらいの柱石だったようです。

このドラマの牢番とその子供のエピソードが、この加藤重徳と黒田一成のことを指しているのか、ここは不明です。加藤重徳に当たる方は、このドラマ中では戦闘で死んでますしね。

有岡城下で織田の総攻めをキャッチした栗山さんらは、官兵衛救出に赴きます。
だしさんは子供を侍女に託します。逃げた村重に代わってケツを拭くつもりなのでしょう。

先ほどの牢番は城内で織田軍に刺されて討死。有岡城はついに落城です。

ずっと城内を探っていた井上九郎衛門さんが戦闘に乗じて門を開け、栗山さんらを招き入れます。そしてついにやってきた土牢・・・。横たわっている官兵衛さんをついに発見します!
髪はぼさぼさ、ひげぼうぼう、おいたわしい姿になっている官兵衛の殿ですが意識はあり、ついに3人と涙の再会を果たしました!
太兵衛さんに背負われて牢を出た官兵衛さん、日の光を浴びて生きていることを実感します・・・。これが生(せい)か。

ついに・・・。官兵衛さん生還!

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