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主要クラウドステージ3社はどれが便利?OneDrive、Dropbox、Google Oneを比較した

2014/06/24

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クラウドサービスはもはや個人利用者にとっても当たり前のサービスになっています。昔は、電子メールのデータはパソコンにないとおかしかったし不安で仕方ないものでしたが、今やGmailなどで、Googleにメールデータを置いている、という感覚が当たり前になっていますよね。

クラウドサービスの中でもよく親しまれているものの一つにストレージ機能があります。自分のパソコンや自社・自宅のファイルサーバーでなく、ネット上にデータを預けるものです。ビジネスパートナーや親戚などとのデータの受渡しも、クラウドにファイルを置いてその共有リンクだけを送る、というやり方も珍しくなくなりましたよね。

クラウドストレージで著名なものとしてはマイクロソフトのOneDrive、DropBox、GoogleのGoogle Oneがあります。

その大手三社の2019年9月時点での、個人用プランの価格比較表を掲載します。必要な容量や価格を見ながらベターなものを選択する、複数のストレージと契約するなど考えてみてください!

※icloudは今回の比較には入れていません。

主要クラウドストレージサービスの特徴

あくまで自分目線ですが、それぞれの主要クラウドストレージサービスの特徴を説明しておきますね。

Officeのサブスクリプションモデルの「おまけ」でOneDriveは1TBついてくる

OneDriveはマイクロソフトのストレージサービス。マイクロソフトは自社でAzureというクラウドサービスを持ち、ストレージサービスも自前の環境で提供できます。

マイクロソフトと言えばWord・Excel・PowerPointとったOfiiceアプリケーションを思い出す方も少なからずいると思いますが、これらのOfficeアプリケーションのサブスクリプションモデル(月額・年額などの定額支払いモデル)を契約すると、OneDriveが1TB以上契約できるようになるという特徴があります。

Officeアプリケーション自体も、サブスクリプション契約をしていると、常に最新のバージョンを利用できるのが便利なところ。

これらのメリットが大きいので、僕のメインのクラウドストレージサービスはOneDriveです。

クラウドストレージサービスの草分け。同期が速いと言われるDropBox

用途に合わせて選べる個人向けクラウド ソリューション - Dropbox

Dropboxはクラウドストレージの草分け的存在。他の2サービスと違ってOfficeアプリケーションを自前で持っているわけではないのですが、逆にPowerPointやPhotoshopなどのデータの同期が行えるようになっていたり、Dropbox Paperといったコンテンツ作成とチーム連携ができるワークスペースがあったりします。

以前はamazonのストレージサービス「AWS」を使っていましたが、今は自前のストレージシステムを使っているそうな。

同期速度を計測したことはないのですが、僕の周囲の人の意見を聞くと「Dropboxの同期は速い」とご満足な内容が多いです。

あらゆる情報がクラウドに。データも保存できるGoogle One

Google One - 追加の保存容量と Google の各種特典

Google OneはGoogleによるストレージサービス。様々なクラウドサービスをGoogleは展開していますし、もちろんクラウドストレージ用の環境もGoogleが自前で用意しているもの。スマホアプリなどではGoogleドライブと表現されています。

クラウド上にあるデータをGmailで送信する、といった連携はGoogle Oneが一番楽ですね。

また、相手の環境に関係なくワープロや表計算のデータを共有したり同時に編集したりする際にはGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートは便利で、その作成データの置き場もGoogle Oneになっています。

主要クラウドストレージサービスの価格比較

現状明らかになっている容量プランについて、OneDrive、Dropbox、Googleドライブの価格を比較しました。
2019年9月4日時点です。

OneDriveプラン Dropboxプラン Google Oneプラン
無料で使える容量
(拡張なし)
5GB 2GB 15GB
100GB 224円 250円/月
2,500円/年
200GB 380円/月
3,800円/年
1TB 1274円/月
12,774円/年
Office 365 Soloにて
2TB 1,500円/月
14,400円/年
1,300円/月
13,000円/年
3TB 2,400円/月
24,000円/年
個人・Professhionalプラン
10TB 13,000円/月
20TB 26,000円/月
30TB 39,000円/月

オススメ・使い分けは?

ストレージ容量のプランもバラバラで思ったより競合しないなあといった趣の現在のクラウドストレージ三銃士。

僕の場合どのように使い分けているかというお話をしますので参考にしてみてください。

ちなみに3サービスとも、スマホやタブレットのアプリは揃っています。

Office製品を使うならOneDirveがコスパ最高

WordやExcelを活用するのであれば、やっぱりそのサブスクリプション価格で1TBも活用できるOneDriveが最強でしょうね。年額12,774円という金額にはOfficeアプリケーションの利用料金も含まれており、これは激安です。

Officeアプリケーションって自分だけの利用になりにくいですよね。取引先が使用しているケースも多く、そのデータを簡単に扱えるという意味でも持っていると便利です。

僕はこれが便利過ぎるので、OneDriveを最も重用しています。WindowsにログインするときのマイクロソフトアカウントでOneDriveにログインすることから、Windows上のデスクトップやマイドキュメントまで保存できるのは大きくて、パソコン乗り換えも本当に楽ちん。

利用者も多く評判も良いDropbox

利用者も多く同期速度の満足度も僕周辺では高いのがDropbox。ただし現在はマイクロソフトやGoogleの様に、100GBクラスの有料プランが無く、2GBの無料プランの次が月額1,500円・年額14,400円で2TB利用できるPlusプランとなっています。

この価格感が満足できるのであればDropboxもオススメ出来ます。また、3TBのプランは現状、Dropboxしかありません。

あ、あと、スマホアプリで連携出来るクラウドがDropboxだけ、というケースはたまに見かけますね。スマホとパソコンでデータ連係をする人は、データ連係をするスマホアプリがどのクラウドに対応しているかを確認してみましょう。

僕の場合はそれでもDropboxは無料の2GBがあれば充分足ります。

ほかのGoogleサービスを活用するならGoogle One

Gmailの添付ファイルを活用したい、Googleドキュメントやスプレッドシートを使って複数人による同時編集を行いたい、ということであればGoogle Oneが絶品です。

2TBのプランはGoogle Oneが最安ですし、10TB以上の大容量をプランとして明示してくれているのもGoogle Oneだけです。

その上でどう使うのが良い?

僕個人の場合ですが、Officeアプリケーションを使っている関係から、OneDirveの1TBプランがメインになっています。ちょうど自宅のパソコンも1TBですので、完全に同期できるのがありがたいところえす。

Dropboxは他のDropboxユーザーとデータを共有しやすくなるという理由で無料アカウントだけ持っています。Google Oneは他者との共有に諸々役立つため、200GBのプランを契約しています。

個人的には今のところDropboxで有料契約をする理由はないかな。家庭内のデータを完全に外に出すのであれば、Dropboxの3TBのプランが便利かもしれません。

ニーズや特性に応じて使うクラウドストレージを選択しよう

かつてはタンス預金をしていた人間は、タンスよりも堅牢な銀行にお金を預けるようになりました。

個人データも、自宅のパソコンよりもクラウドに預けた方が安全、という感覚が少なからずあるため、クラウドストレージサービスにデータを預けるようになったという一面はあるでしょう。

もちろん、他者とのデータ共有のしやすさや自然にデータのバージョン管理をしてくれるという面が格段に上がったというメリットも大きく、そこにメリットを感じている人も少なくありません。

いろいろな要素を確認しながら、使うクラウドストレージを決めてみたらいかがでしょうか?データ移行が面倒くさいから、一度決めたらしばらくは使い続けるつもりで、無料お試しプランを使ってみるのがいいですよ。

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