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佐賀県武雄市の市長さん、今回はやっちゃった

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拝啓。@odaijiです。

武雄市長の住所録がネット流出 公開状態で保管
佐賀のニュース :佐賀新聞の情報サイト

こんなニュースが流れていました。佐賀県武雄市の市長が、自らが持つ住所録データをクラウドサービス上に公開状態で保存し、第三者から閲覧できるようになっていたというものです。

この件について市長は

私の住所録の流出について

のエントリーで「公開してはいけないデータを公開設定にしてしまった」という趣旨で謝罪をしており、各種マスコミも市長のページを元に報道しているのですが、事実は少々違うようで。

-どうやら真実はこういうことらしい-

有識者のツイート等を総合して確認してみると、この住所録を置いていた場所が、同市長が昔、政策提言などをオープンに保持していた場所らしいのです。皆さん見て下さい、と。そもそもオープンにしていた場所に、オープンにしてはいけないものを置いた、これがどうやら真相の模様です。

これは似ているようで全然異なる事柄です。情報をうっかり公開設定にしてしまったのではなく、そもそも公開しているエリア(これは本人が認識し、政治活動として使っていたエリア)に私的な、公開してはいけないデータを置いていた、ということです。情報セキュリティの問題もありますが、公私混同している問題もあり、うっかりでは済まないミステークなんじゃないかなと思う次第です。

市のWebサイトをFacebookにする、市の図書館にスターバックスコーヒーを誘致する、図書館のカードをTポイントカードにするなど、是非はともかくユニークな提案を行い続けている同市長、味方もいますが批判者もとても多い状況です。そんな中、市長自らが情報リテラシーに欠けていることを証明するかのような事故を起こしてしまったことは痛恨でしょう。

-現場が大変だ-

内部の組織などは分からないのですが、武雄市には情報システム・SNS・個人情報の保護などに関する専門家、しかも実務者を確保して市政に適用できる体制を作っておかないと、今後も大変な事故が起こりそうです。

既に、市のWebサイトをFacebook(実名制)にしてしまったために批判的な意見を集めにくくなっている、図書館にTポイントカードを用いてしまったために、一民間企業に市の個人情報を集約させることになってしまっているといった問題も顕在化しています。市長が翻意することが無ければ、内部の実務者が頑張るしかない。組織はそういうものですから・・・。

これから市の情報システム関係者は大変な苦労をすることでしょう。もしくはTポイントカードの運営をしているCCC社に丸投げして、市民の個人情報だけどウチ(市)では取り扱いがわからないよ、という状態にしてしまうかもしれません。こうなったらなったで、有事の際の対応が、とても大変です。

-「一線」を注視したい-

武雄市の発想はユニークだと思います。それでも超えてはいけない一線もあるし、それ以上やると現場に大きな負担がかかるという一線もあります。トップである市長がそれを理解し、己のリテラシーレベルを理解した上で政(まつりごと)を行っていかないと、「行き過ぎたユニーク政策」になってしまいます。この舵取りを今後どう行っていくのか、注視したいところです。

ご本人はEvernoteが楽しい、Flickrが便利だ、と「クラウド活用」にご機嫌なようですが・・・。

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