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高知へ旅をした人が多く訪れるひろめ市場で海のものや地酒を楽しんでホテルに帰る途中、御多分に漏れずラーメンが食べたくなりました。

そういえば昨年、高知の繁華街をぶらぶらしていた時に水商売のキャッチに捕まった際、キャバクラはいかなかったけれどいろいろ話していて「この近くにしじみラーメンの店があって大人気だよ」という情報を得ていたことを思い出しました。

1年ぶりにきても覚えているということはぜったい運命の店だと思い寄ってみたら、恐ろしい人気っぷりとシンプルな旨さに僕も大ファンになってしまいました。高知滞在中にもう一回は行きたい。

呑兵衛屋台

屋台といっても実態は街中華です。テーブル席で15人以上は座れ、カウンターに6人くらいは座れそうなキャパ。満席でしたし、だれか出ていけばだれか入ってくるし(行列ではないけれど常に外に人が待っていた)、人気店だというのがよくわかります。

普通のラーメン(中華そば)が630円、しじみラーメンが880円。そりゃもちろん、しじみラーメンをいただきます。

ちなみに隣の席の人が頼んでいた焼き飯もめっちゃうまそうだった。通いたい。

しじみラーメンは神ラーメン

正直、神なんとかって言葉は好きじゃありません。神さまの安売りみたいなんだもん。

でも、でも、このしじみラーメンは神レベルでした。

塩系のスープで、丼の中にあるのはスープ、ラーメン、長ネギ、しじみしかないんです。まったくもって見事な絞り込みといいますか。

世の中、引き算が上手なものはなんでも美しいです。しじみラーメンはまさにそれで、余計な具材のなさはモナリザのような、ミケランジェロの彫刻のような、ミロのヴィーナスのような美しさを感じられます。神々しいです。

早速食べてみましょう。

スープは美しく透き通っており、桂浜の海を彷彿とさせます。その塩味にしじみの苦味がほんのりと混ざってきていて実に飲みやすい大人の味に仕上がっていました。

ネギのワンポイントが絶妙で、本当に最小限の「薬味」なんですね。いやこれで十分ですよ。

そしてたまご麺の色の細めのストレート麺は喉にひっかかることなく、ツルツルツルツル。ツルツルツルツル。喉から胃袋まで無抵抗で流れていくかのようです。

そして上のしじみですよ。粒をひょいひょいとつまむと口に広がる磯の香り。貝のかおり。一粒食べるごとに、先程ひろめ市場で飲んだ日本酒「船中八策」の分解で疲れた肝臓にエネルギーを与えてくれているような気がします。

しじみが美味しくて、ラーメンが美味しくて、スープが美味しくて、気付いたらスープまで全て飲み干してしまっていました。

僕はスープを飲み干すことが少ないので、これは本当に珍しい。

スープを飲んでいる時に「自分はしじみを飲んでいる」と思ってしまっていたんでしょうね。それだけスープに溶け込んだしじみのエキスが美味しかったのだとおもいます。

来客の9割以上が頼んでいたしじみラーメン

誇張ではないです。夜の11時を過ぎていたからかもしれませんが、入ってくる客入ってくる客、みんながしじみラーメンを頼んでいました。

4人の団体客が入れば「はい、しじみラーメン4つ!」の声が厨房に響き、6人の客が入れば「じじみラーメン6つ!」の声が響きます。

厨房の奥からは、ひっきりなしに調理されたしじみが入った中華鍋が届き、それをおかみさんが作ったラーメンにおたまでわかれられていました。

ありゃあ、土佐飲兵衛に愛されている。そう思わざるを得ません。

ホテルに戻る前に立ち寄ってみよう

たとえばひろめ市場は22時30分にフードのオーダーストップ、22時45分にはどりんくのオーダーストップです。そこから「もう一軒」となったときに、飲兵衛屋台はぜひ訪れるべき店。

お酒を愛する高知県の文化みたいな意味でも、一度は訪れてみたい店ですよ!

呑兵衛屋台 | Retty(レッティ)

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