2014年7月、ベネッセの顧客情報が漏えいし、その漏えいした顧客情報が巡り巡ってジャストシステムのDMに使われたというニュースがありましたね。
あれ、DMを受けた方からの通告でわかったらしいという話なんですが、なぜその人がベネッセからの情報が漏れたかを感知できたのか、というところは余り語られていませんね。
今回の件はお手紙によるDMだったと漏れ聞いておりますが、電子メールでも同様なことが起こりえます。
メールの場合の対応方法をご説明しますね。「こうすれば感知可能ですよ」というお話です。
2014年7月17日追記・リアルな手紙などのDMの場合は住所の最後に意味不明な数字を付けておくという手を教わりました。ふーむ。
メルマガの受信にGmailを使えば一発!
仕組みとしてはGmailを使えばいいんですね。どういうことをすればよいかというのは、私が過去に書いた
Gmailのアドレスは後ろに+記号を付けることで受信用の複数アドレスを超簡単に持てる | 明日やります
これを応用すれば簡単にできます。骨子は、もし
okunodaiji@ジーメールドットコム
というメールアドレスを持っていたら、
- okunodaiji+benesseDM@ジーメールドットコム
- okunodaiji+justsystemDM@ジーメールドットコム
という、「本来のアドレスに+任意の文字列」は同じメールアドレスとして機能するよ、ということです。
この性質をうまく応用すると、企業からのメール情報やメルマガの受信を一つのアドレスでうまく「振り分け」することも可能になりますよ。
メルマガをGmailアドレスで登録する際に+文字列を付けておく
abcdeという企業のメールサービスを受信する際にメールアドレスを登録する際に、Gmailを使っておきます。
そして、Gmailのもともとのアドレスを登録するのではなく、もともとのアドレスの@の左側に、「+abcde」などと、
「半角の+」に「どこのメールのサービスかわかる自分なりの言葉」
を付けておきます。検証はしていませんが、この手のアドレス設定は半角の英数字を使うのが良いです。
こうすることによって、このメールは、
「もともとのメールアドレスに到着するけれど、メールの情報を見ると宛先メールアドレスは『okunodaiji+abcde@gmail.com』という状態で届く」
という状況になっているんですね。
アドレスが何かで漏えいした時に届く歓迎しないメールの宛先を確認する
Gmailで歓迎しないアドレスが来た時の、メールの宛先を確認します。
こんな感じですね。
※あ、サンプル画像にしている「Edge Rank」というのは超面白い、ブロガーのブロガーによるブロガーのためのメルマガです。全然迷惑メールでも何でもないです。お申込みは次の行のリンクから、メールアドレスだけ入力してくださいね。
申込みリンクはこの行をクリックしてください!
で、ここで見える自分のアドレスに「+〇〇」が付いていたら、そのアドレスが何等かの理由で漏えいしたという可能性大!
だってそうですよね、ある会社のためだけのアドレスなのに、ほかの会社からのメールの宛先で来るんですもの。
親切な方なら、もともとの会社に連絡してあげると良いでしょう。後は先方の会社がどう対応するかなのですが、少なくともその会社から何等かの経緯で漏えいしたことは間違いない、ということになります。こちらとしてはあとは見守るしかないですが、漏えいさせてしまった会社、また漏えいしたメールアドレスを告知で使用してしまっている会社にがっかりしつつ様子を見守りましょう。
あとは、その漏えいしたメールアドレス(+付きのもの)を迷惑メールとして指定すれば、自分のメールボックスが汚れる可能性が減ります。
企業や担当者のスキルや意識の低さによる漏えいは大変困ってしまうのですが、受信者側も一工夫することで、最少のリスクで済ますことができるかもしれませんよね。
以上、ご参考まで、でした。