最近はパソコンを買ったり、それに伴ってそれまでのノートパソコンをクリーンインストールし直したりしているので、仕事用マシンにインストールしているソフトウェアを整理しておこうかなと。次に1からパソコンをセットアップする際のチェックリストとしても使います。2021年7月の状況です。
フリーライターが仕事でどんなソフトウェアを使っているのかが気になる人は、よかったら覗いていってみてください。
商用ソフトウェア(サブスクリプション含む)
時代の進化か、パソコンショップなどで箱で買いインストールするパッケージソフトはなくなっていました。商用ソフトウェアはサブスク契約だけです。
契約が済めば、サイトからインストールプログラムをダウンロードしてインストール作業をするだけ。必要なライセンスキーがあれば契約時に送られます。
ドキュメント作りの主軸・Microsoft 365 Personal
年額12,984円(税込)もしくは月額1,284円(税込)を支払うことで
- Word
- Excel
- PowerPoint
- OneNote
- Outlook
- Access
- Publisher
- OneDrive
- Skype
- Microsoftエディター
の最新版を常に使えるようになるサブスクリプションです。価格表記はマイクロソフトのサイトによるもので、ECサイトでは異なる可能性があります。
お客様と原稿をどのように受け渡すかは、ほんとうにお客様によって様々。プレーンテキストファイルで良いケースもあれば、Googleドキュメント経由もあり、CMSに直接入稿を依頼されることもあります。でも僕がお客様とのやりとりで一番多く使うのはWordなんです。
Excelもなんだかんだよく使われるフォーマットですし、PowerPointはプレゼン資料を作ったり開いたりするのに加え、簡単な図解用の絵を描くペイントソフト代わりにも使います。パワポで画面作って、保存時に画像形式を選択すると、絵を簡単に作れるんですよ。
そして何より欠かせないのがOneDrive。Microsoft 365 Personalを契約することで、1TBの領域を使えるようになります。これが全て入って年額12,984円はオトクだなあと思っております。
早く使いこなしたいAdobe Creative Cloud
お客様からの画像編集の要求が高いときにはPhotoshopが便利ですし、動画編集の勉強のためにはそのスタンダードなソフトウェアであるPremia系のソフトがあると良いですし、稀にIllustratorのファイルを開いたり変換したりする必要があります。そうしたときに手元にあると便利なのがAdobe CC。
Creative Cloud プラン比較表 | Adobe Creative Cloudをみてみると、定価ベースではアプリを3つ以上使うならコンプリートプランが割安になる、ということで、投資のつもりでコンプリートプランを契約しました。
Amazonなどでの購入は年払いのものになるのかな?それより多少割高になりますが一度あたりの支払額が低い月額払いが良ければ、Adobeのサイトから行ったほうがいいかもです。
情報の溜め込みに今も活用・Evernote
最高のメモアプリ - Evernote で大切なノートを整理
Windows、Mac、Android、iOSなど、動作環境を問わずにデータを共有できるノートアプリです。どうでもいいですが古くからあるWindows環境のソフトウェアは「ソフト」って言いますが、漠然と最近のソフトウェアって「アプリ」っていうことが多いですね。
Evernoteはブラウザーでも使えますが、デスクトップアプリケーションを使っています。
気になるWebサイトをとりあえず取っておいてあとで読みたい、といったケースでは、Webサイトをどうやって保存しておくの?という操作面でちょっと悩むことになりますが、Evernoteを入れておくと「Webクリップ」という簡単に保存できる機能を使えるようになります。これがまず便利。
Evernoteはメモを撮る際、テキストだけでなく音声を録音したり、デバイスのカメラを使って撮影したりできます。タブレットにEvernoteをインストールしておいてメモをこれで取るようにしておくと、レコーダーで録音しているバックアップとしてEvernoteの録音を活かしたり、言葉だけのメモを見返したときにわかりやすくなるよう画像を添えたりできることで、メモ力が向上します。
また、検索機能が高いので、自分用のメモをEvernoteに書いておくのも良いです。人に伝えなければならないのになかなか覚えられないもののひとつに銀行の口座番号がありますが、こんな情報をメモしておくと引っ張り出すのが簡単です。
シェアウェア
結局、お金を払って購入している、という意味では商用ソフトウェアと何ら変わらないのですが、その辺りを説明するのは今回は勘弁していただくとして。個人で開発されているソフトウェアに対して支払いをして継続的に使っているケースが多いのではないでしょうか。
作者さんに直接、とか、フリーウェア・シェアウェアの総合サイトVectorなどで支払っているものをシェアウェアの章に入れておきます。
スクショと矢印などの編集に大活躍・Screenpresso
Screenpresso:Windows用の究極のスクリーンキャプチャツール
スクリーンショットを撮り、その画像に対して簡単に○印、矢印、説明用のテキスト、ぼかしなどを加えられる画像処理ツール。
ソフトウェアの操作説明や、Webサイトの画面遷移の説明の際に手放せません。
Mac利用者だとSkitchというアプリが知られているかもしれませんが、それと同様のソフトウェアです。ほんと手放せない一本です。
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Windowsで画像のキャプチャーと簡単な編集を行うならScreenpressoがホントに便利 - 明日やります
随分前から使っているんですね。ほんと便利です。
WindowsユーザーはSkitchがなくなってもScreenPressoがあるから困らない - 明日やります
同様のソフトウェアにSkitchというものがありましたが、Windows版は開発停止になりました。その時の気持ちを書いたものですね。
軽量快速多機能なテキストエディタ・秀丸
テキスト編集に手放せないソフトウェアです。2021年の今でもWindows98から動作する歴史あふれるテキストエディターです。
文章の装飾をいろいろ行う事業者とお仕事をする際には、プレーンなテキストファイルでの納品を求められることが少なく有りません。そうしたときのエディターとしても使っていますし、最終的にWordやCMSで入稿する際の下書きにも使います。
軽量で動くのにテキストの編集機能は豊富で、これも長年手放せないソフトウェアです。一時期は他のソフトを試したこともありましたが、結局元の鞘に収まりました。
秀丸エディタ自体は、ライター用の文章だけではなく、プログラムやマークアップ言語を書くのにも便利です。また、マクロ機能もあり、有志が便利なマクロを公開しているケースもあります。
ほんと助かりますよこれ
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秀丸をアウトライン対応のテキストエディタとして使うための設定
秀丸はアウトラインエディタとしても利用可能。これが超便利で、最近の僕の秀丸株が再沸騰しているところです。
秀丸・Word・Googleドキュメントで文字数カウントの結果を合わせる
他の形式で入稿する際の下書きとして秀丸を使う立場としては、ツール間で文字数カウントが合っていることは大切。その確認です。
フリーソフト
Windows文化のとっても素晴らしいところの一つには、フリーソフトが充実していることだと思うんですよ。機能の限定されたソフトウェアを発表し、ユーザーの感想やフィードバックを得ながら少しずつ改善していく献身には感動すら覚えます。その感謝を込めつつ、普段利用しているフリーソフトをご紹介します。
画像のりサイズ・軽量化に重宝・リサイズ超簡単!Pro
リサイズ超簡単!Proの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
豊富なプリセットを活かし、画像のサイズ変更をごくごく簡単に行ってくれるアプリです。ファイルの出力指定も多岐にわたるので、まあ困ることが有りません。
リサイズという機能に特化してここまで機能が豊富なのはわかりやすくて助かります。
これも長年手放せないソフトの一つですねえ。
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複数の画像を一気にリサイズしてくれる「リサイズ超簡単! Pro」が便利過ぎる【Windows】 - 明日やります
比率を合わせた画像カットに優れるPictcutter
pictcutterの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
SNS経由で記事のリンクを見栄え良く発信するためには、OGPという機能が欠かせません。また、それが理由で、OGPに対応したサイズの画像をお客様から要求されることがあります。
よくある指示は
「アイキャッチ画像は横1120×縦630ピクセルにしてください」
と指定されること。
これ実は16:9の比率なので、今どきのスマホやデジカメですと最初からこの比率で撮影できるケースもあるのですが、4:3や3:2の画像から切り出さないといけないケースもありますよね。
そうしたときにPictcutterを使うと、最初に求める画像サイズを指定することでその比率の枠が出来上がり、その枠の縦横比を維持したまま元画像から切り出せるようになります。
よく使う切り出しサイズを保存しておけるので、使えば使うほどありがたみが伝わるフリーソフトですよ。
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Windowsフリーソフト「Pictcutter」は指定サイズで簡単にトリミングできアイキャッチ作成などに便利
画像の結合が最も簡単なJointogether
Jointogetherの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
もう開発の止まっているソフトではあるようですが、いまだに便利に使っているソフトの一つ。ずっとダウンロードができる状態でありますように。
スマホの縦画面をスクリーンショットで撮ると、当然画像は縦長ですよね。画面遷移の説明をする際、縦画面のスクショの場合ですと、複数横に並べて一つの画像にまとめると説明が楽になることがあります。
その際、Jointogetherを使うと、ソフトの画面にエクスプローラーの画像ファイルを複数選択してドラッグ&ドロップするだけで、画像が並んだうえ、画像ファイルの縦横ピクセルが、きっちり画像を並べただけのサイズとなって保存されます。
並べる順は、おそらくエクスプローラーで指定した順序になっていると思われます。
アカウントの使い分けには複数ブラウザを活用・Chrome、Edge、FireFox、Opera
ブラウザーソフトは4種類使っています。Googleアカウントに紐付いて環境を再構築しやすいChromeはAndroidやiPadでも環境構築が簡単なのでメインのブラウザーになるのですが、動作の軽さはマイクロソフトのEdgeが、今はいいなあと思っています。
某メディアのTwitter運営を仕事にしているのですが(Twitter運用のお仕事なども募集しています。お待ちしています)、自分のTwitterと間違えた投稿をしにくくするように、ブラウザーを分けて運営しています。アカウントの切替機能があるのは知っていますが、こういうパターンではえてして間違えた投稿をしがちです。
ブラウザーを変えるというハードルをあえてもたせることで、間違ったアカウントによる投稿のミスを防ぐようにしています。
細かい説明はしませんが、Operaブラウザーも同様に使っています。
仕事の連絡はメッセージ・チャットアプリで・Slack、Messenger、LINE
SlackやLINE、FacebookのMessengerにはデスクトップアプリケーションがありますので、これをインストールしています。
LINEはスマホで設定することで、スマホで使っているアカウントを使ってWindows機でやり取りができるもの。いちいちスマホをみなくて済むため助かりますね。
SlackやMessengerはWebでも使えますが、個人的にデスクトップアプリケーションの方が好きで使っています。
文字起こしに手放せないVrew
動画の音声を解析して自動で字幕をつけてくれるソフトです。なんでこれが無料なのか理解できない。ユーザー登録をすれば利用時間の制限なく使えます。
動画だけでなく、音声ファイルからも字幕データが起こせるのですが、これが何に便利なのかというと
「文字起こしの自動化が、フリーでできる」
ということ。
さらに、指定によっては何分何秒のテキストかという情報までテキスト化できます。
自動文字起こしによるテキストは精度100パーセント、というわけには行きません。絶対に見直していかなければならないのですが、元データのどの地点のテキストが不明瞭なのかを簡単に理解できるため、こんなに助かるソフトウェアはありません。
僕の場合は文字起こしデータを納品することはほとんどありませんが、Webイベントのイベントレポートのお仕事の際(イベントレポートのお仕事お待ちしています!)には、主催者の方から頂いた動画データをこのツールにかけて一次文字起こしをし、そこから動画とテキストを見つつ記事化していくことで作業のストレスが大きく軽減しました。
いやこれマジで、使ってほしいソフトですよ。マジで。なんでフリーなのかいい意味で理解できない。
文字入力が遥かに楽になるPhrase Express
Autotext - Boilerplate Template Manager - Text Expander
テキスト入力の際に便利なスニペットツールがPhrase Expressです。有料版もありますが、個人でテキストを書く際に使うのであれば無料の機能で十分です。
長い挨拶文を簡単に入れるだけであれば、日本語入力ソフトの辞書登録で済みます。
が、このツールを使うと
- 改行も指定できる
- 変換後のマウスカーソルの位置も指定できる
- クリップボード上のデータを、場所を指定して入力できる
などなど、いろいろと柔軟に文字入力を楽にできます。
詳細を見るにはこちら
こんなHTMLを書く際に、URLの部分コピーしておくことで、キー操作一発でこのコードを書くことができます。
もろもろ日本語化されていないのが残念ですが、やってみれば便利さはすぐに理解できると思いますよ。
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たくさんのTwitterのLinkを手軽に書くために行ったPhrase Expressの設定 - 明日やります
IME選択は本当に難しい・Google日本語入力
少し前までは大手の日本語入力ソフトウェアを使っていました。が、文字入力のたびにネットワーク接続を試みるのか、文字変換がカックンカックンしてしまってぜんぜん使い勝手が良くなかったんですね。いろいろWebサイトを漁って設定をいじって、一時的に改善するのですが、なぜか何かのアップデートのたびにまた重くなりました。
サブスクリプションのサービスでそれだったので、怒ってやめてしまいました。
Google日本語入力がベストなのかはまだわかりませんが、最新の固有名詞の対応が早いなどのメリットはあり、それなりに便利に使っています。
一方、長文の一括入力などでは、使うのをやめた大手日本語入力ソフトウェアの方が便利だなあと今でも思います。
日本語入力ソフトについては、今はGoogle日本語入力を使っていますが、ぜんぜん結論が出ていません。
フリーフォント
フリーフォントも欠かせませんよね。アイキャッチを作る際の文字をどうするか。僕がよく使っているフリーフォントをご紹介します。
環境移したときにフォントを入れ忘れることがまああるし、フォントの一覧を見てもどれを入れなきゃいけないか、あんがいわかりづらくないですか?ですので一覧を作っておこうかと。
フォントの好みって感覚によるものだと思うので細かい説明はしません。それぞれ見てみてください。
商用利用などの規約はよくご確認ください。
やさしさゴシック
ロゴたいぷゴシック
なごみ極細ゴシック
にくまるフォント
ピクセル・エムプラス
PixelMplus(ピクセル・エムプラス) ‥ 8bitビットマップふうフリーフォント - itouhiroはてなブログ
スマートフォントUI
スマートフォントUIフリーフォント無料ダウンロード-日本語ウェブフォント
うつくし明朝体
やさしさアンチック
フリーフォントやさしさアンチック(漫画用書体・セリフフォント)のダウンロード
これらがあれば自分の仕事環境がほぼまかなえる
ソフトウェアとしては、ほぼ自分の仕事環境はまかなえます。ただし、本記事にはWebサービスについては触れていません。
Googleマップは超便利だしいつも使いますが、この記事では触れていません、ということです。機会があればいつか。
もし使っていないソフトがあったら、ちょっと試してみてはいかがでしょう。割といいと思いますよ。