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フリーランスエンジニアやWebデザイナーが安く固定グローバルIPアドレスを確保する方法

2014/06/22

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フリーランスやSOHOの人々がお客様とネットワーク越しに仕事をする場合、案外あると便利なのが「固定IPアドレス」なんですよね。とりわけサーバーにアクセスするような作業の場合、管理者側は接続してくる側(フリーランスやSOHOな人々)をとりあえず固定IPアドレスで絞ってしまうと相当楽になりますから。

ただ、フリーランスの持っている回線って、光回線にせよモバイルWi-Fiにせよ、IPアドレスをいつも固定でもらえるわけじゃないわけですね。そこでしち面倒くさい、いやはち面倒くさいくらいの別の手をいろいろ考えるわけですが。

フリーランス側が固定IP持てると、お客さんとのやり取りって結構楽になるはずで、どんな取り方があるのかざっとまとめておきます。

プロバイダーの「固定IPアドレスサービス」を利用する

自宅のインターネット回線を契約しているプロバイダーが固定IPアドレスサービスをしているのであれば、それに乗ってしまうのは簡単な方法ですよ。

OCN|固定IPアドレス OCN光アクセス フレッツ光ネクスト

@nifty 固定IPサービス

固定IP | サービス紹介・料金 | プロバイダー乗り換えなら【GMOとくとくBB】

BIGLOBE 固定IPアドレス

固定IPアドレスが安い。月々800円(税抜)|プロバイダ ASAHIネット|料金、接続品質、満足度で比較して選ばれるISP

モバイルでもある

UQ WiMAXでもサービスをやっていますねえ。

グローバルIPアドレスオプション|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+

ざっと見てみるとASAHIネットの固定IPアドレスサービスは激安ではないでしょうかね。
ただ、自宅や事務所のルーターに付与されるIPアドレスが固定になるので、何かの際にIPアドレスで狙われる可能性が無いとも言えません。また、WiMAX以外の契約は自宅や自分の事務所からのアクセスのみが固定になるため、モバイルWi-Fiでは効果を発揮しません。

WiMAXの場合は常にモバイル回線になるため、速度に期待できない可能性があります。

ASAHIネットがプロバイダーで、しかも自宅(事務所)からしか固定IPアドレスが必要でない方にはおすすめできます。
セキュリティ対策は気を付けてくださいね。

クラウドサーバーを使う

クラウドサービスの一つのレンタルサーバーを使うことで、ネット上の仮想サーバーを「中間のマシン」として使うことが可能になります。

自宅マシン(固定でないIPアドレス)→クラウドサーバー(固定IPアドレス)→お客様のサーバー

という流れで利用することができます。
このサーバーは

  • データの受け渡し場所
  • 固定IPアドレスの契約

だけの利用として割り切って使う感じで、借りるサーバーのスペックを安くし、利用量を安くすることができます。

ただ、中間になるサーバーを操作しなければならないので、WindowsサーバーかLinuxサーバーをそれなりに使えるようになっていないといけません。若干スキルが必要になるといえるでしょう。

以下のようなサービスがあります。使い方に応じて費用が変わるので、業者に見積もりを取ることが求められるでしょう。
うっかり使い方を間違えると高額請求になる可能性もあるので(まあそうそうはないですが)、ご利用は気を付けてください。

わからなければお尋ねくださいね。
Windows VPSならWindows専門のウィンサーバーVPSプラン|ウィンサーバー(Winserver)

WindowsAzureやAmazon Web Serverの契約をし、固定IPアドレスのサーバーを一台立てる技もあります。
これは料金体系が複雑なので、「わかってる人」にしかお勧めしにくいですね。

Azure: Microsoft のクラウド プラットフォーム | クラウド ホスティング | クラウド サービス

クラウドコンピューティング なら アマゾン ウェブ サービス | 仮想サーバー、ストレージ、データベースのための Amazon のクラウドプラットフォーム(AWS 日本語)

VPNサービスを使う

個人的に一番お勧めなのはこのサービスです。VPNというサービスを使って、

自宅回線(固定IPアドレスではない)→VPNサービスでIPアドレスだけ借りる(固定IPアドレス)→お客様のサーバー

という流れになります。途中の業者さんでサーバーをいじることもなく、IPアドレスだけを借りるような感覚になります。
※IPアドレスを借りるサービスのことをVPNサービスというのではありません。VPNでできていることの一部として、固定IPアドレスが付与される、というイメージです。

従って、このサービスを利用するときだけIPアドレスが固定になり、マシンの使用は自宅のマシンをそのまま操作するだけなので、別のマシンの操作技術を学ぶ必要もありません。「やりやすい」サービスではないかと思いますよ。

マイIPはどこでも固定IP環境を実現します - INTERLINK

このサービスの良いところは、自宅や事務所の回線だろうが、モバイルWi-Fiの回線だろうが、スマホのテザリングの接続だろうが、どの接続でも固定IPアドレスを必要な時に利用できるということです。
パソコンだけでなく、iPhoneやAndroidの接続でも固定IPアドレスが利用できます。スマホのブラウザーから管理業務を行うことも可能になりますね。

もちろん、海外旅行中だって、このサービスを使えば固定IPアドレスが利用可能です。

ノマド作業が多いけれどお客様先のサービス・サーバに固定IPで入りたい人はこのサービス一択ですね。

どちらにしてもセキュリティの対策は忘れずに!

どのような形態でつなぐにしても、お客様のサーバーと自分のマシンがネットワークでつながるということは間違いありません。
ウィルスチェックソフトを入れたり、怪しいサイトに近づかないなど様々な情報セキュリティの手当は忘れないようにしてください。
お客様の信用を失えば仕事も失います。

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