よしなし事

今日が僕の残りの人生の中で一番若い(47の誕生日を迎え)

本記事には広告のリンクが含まれます。ご了承ください

2018年6月2日、47歳の誕生日を迎えました。40代最後の素数の年齢です。次は…53歳か。

特になんの区切り感もなく生きてきた人生ではあるんですけれど、タイトルの言葉はツイッターで見かけた言葉でして。誕生日の近くでこんな言葉を見つけてしまい、良い歳であることも加えてとっても気になったのです。

なので所感を少々、的な。

当該のツイートはこちらです。と思ったら削除されてたっぽい。

20代の女子プロレスラーが語ってたんですよ。残りの人生の中で今日が一番若い、って。だから命燃やしていくんだって。

残りの人生で今日が一番若い

残りの人生で今日が一番若い。

これ、47にもなると結構響く言葉ですね。いや、若い時に響いていれば何か大きなこと成し遂げていたかもしれませんね(笑)

性格的に燃えるような何かをうんと頑張ってやっていくぞ!みたいにならないような気はしますが、毎日一番若い日を少しずつ若くなくなりながら生きていっているので、昨日より少しは実のある1日にしたいなあと。それを積み重ねていきたいなあとこのところは思っています。

それでも疲れていたら寝ちゃうし、スマホゲームはやっちゃうし。

でも、出来ることから少しずつやっていこう。何才になったってそれは変わんないよね。

このところ亡くなった有名人。

星由里子さん

西城秀樹さん

朝丘雪路さん

土山しげるさん

みんな子供の頃から親しんでいた有名人の方々です。まだ、彼ら・彼女らの年代には至っていないけれど、これからは結婚式よりも葬式に呼ばれるほうが多くなるでしょう。命をもう少し意識しておかないとなあと今さら思ったりしています。

武藤敬司の一言に感銘

僕より歳が少し上のプロレスラー・武藤敬司さんが、あるバリバリのトップレスラーを指して、

この選手が怪我をしてからどういうプロレスを見せるかに俺は興味があるんだよ、

みたいなことを言っていました。

武藤選手は24歳で膝を怪我して、元気なレスラーなら垂直跳びから相手の胸板・顔めがけてキックする「ドロップキック」という技も高く飛べなくなってしまいました。

でも、その後の彼は、相手の膝を攻める「低空ドロップキック」や、それに関連して「ドラゴンスクリュー」「足4の字固め」など、相手の膝を痛めつける技を巧みにつかっていきます。

そして相手が立ち膝をついた時に繰り出す「シャイニングウィザード」という膝蹴りの、同業のプロレスラーに多数真似される技を編み出しました。

昔から出していた、コーナーの上からバク宙をするボディプレス「ラウンディングボディプレス(ムーンサルトプレス)」は膝の影響からよほどの大一番でしか出さなくなりましたが、逆にそれはファンにとってのプレミアムムーブとして「今日はいいもん見た!」と言われる技にまで昇華しています。

それは決して観客に妥協した様子を見せるものではなく、「膝を壊した武藤敬司」は「膝を壊す前の武藤敬司」と比べてまったく遜色なく、いやむしろプロレスラーとして光り輝いているんですよね。

人生でダメージを受けてからの在り方

若手のフリーランスやブロガーを見ていると、武藤選手の言う「怪我をしていないプロレスラー」が多いなあと感じます。言うまでもありませんが、怪我というのは武藤選手の膝のような、選手生命にも影響するような大怪我・プロレスラーにとって身体能力に影響の出るような怪我の意味です。

彼らが順風満帆に年を重ねていくのか、それとも大きな怪我をして、それを乗り越えて魅せる存在になっていくのか、はたまた小さな怪我で引退してしまうのか、それはまったくわかりません。

自分がどう思われるか

ただしかし、若いプロレスラーが武藤敬司選手を見て「怪我しているのに見せ方すごいなあ」「天才だなあ」「ああなりたいなあ」とどこか思われるおっさんになっていたいと。これは最近、ようやく思うようになったんです。

僕が何かの怪我をして克服した姿を見せているわけではないですが、肉体的若さを失っても何か新しいもの、楽しいもの、面白いものに手を出しているとか。世代関係なく付き合ってる様とか。見せられる(魅せられる)何かを今からでもこれからでも創り出して行きたい。

キャラ的にダンディとかちょいワル(古いな)とかそういうオッサンにはならなさそうですけれど、僕は僕なりの良いおっさんになれればいいので、そんなふうにやっていければいいなと思っています。47歳の僕と50の僕と53の僕ではまた違うでしょうから、その時その時でモアベターになれればいいなあと。

-よしなし事
-, ,