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Aterm BL190HWのDNS設定が消える不具合を回避してauひかりでの接続を回復した

2023/04/28

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自宅のインターネット接続ができなくなる不具合に遭遇しました。プロバイダーのアットNifty、回線のauひかり、双方のサポートとやりとりしましたが、そのやり方では解決しなかったため、根本的な解決でないながらも、接続を回復した対応を備忘録代わりに記事にしておきます。

※その後auひかりに電話して、ホームゲートウェイBL190HWを現行機種BL1500HMに交換してもらいました。現象が解決したかどうかは長期運転しないとわかりませんが、安定してもらえるといいなと。交換談はこちら。

ホームゲートウェイAterm BL190HWでDNSの指定が消える現象がある

auひかり・アットNiftyの組み合わせで自宅の回線を契約すると、ホームゲートウェイを貸与されます。うちの場合はAterm BL190HWという機種でした。
で、ある日、自宅のスマートフォンからブラウザーによるアクセスができなくなったんです。

簡単な自宅の環境は

[インターネット]⇔[ONU]⇔[ホームゲートウェイ(Aterm BL190HW)]⇔[Wi-Fiアクセスポイント]⇔[スマートフォン]

という接続になっています。Wi-FiアクセスポイントはRT-AX3000というWi-Fi無線ルーターをアクセスポイントモードにして使っており、それなりに安定稼働していました。また、ちょこちょこ設定を弄る類いのものでもないので、設定変更などをその直前にしていませんでした。

で、これら経由でスマートフォンからインターネット接続ができなくなったんです。ブラウザーのエラーも出ますし、そもそもスマートフォンからWi-Fiで接続するときに「インターネットアクセスができません」みたいなメッセージが出ている。なんじゃこりゃ。

直感的には、Wi-Fiのアクセスポイントが壊れたのかと思いました。悩みたくなかったので、新しい機材を近所の家電量販店で買ってきました。

結果的には関係なかったっぽいですけれど。

ドメイン名は通らないがIPアドレスなら通る

odaiji.comみたいなドメイン名の表記は、乱暴に言ってしまえば人間のためにある表記です。コンピューターが通信するためにはIPアドレスという、もう少し無機質な数字の羅列で表記される情報でアクセスします。当然、odaiji.comにも、それに対応するIPアドレスがあります。

で、自分のサイトの場合ですが、odaiji.comではアクセスできないけれど、odaiji.comを示すIPアドレスでならアクセスできることが分かりました。ほかのサイトも同様でした。

ドメイン名とIPアドレスを相互に変換する仕組みはDNSと呼ばれるサービスで行われており、僕の自宅の場合(というかほとんどの個人用インターネットの仕組み)はホームゲートウェイやそれに類するもので設定されています。

ウチの場合も、Aterm BL190HWがDNSサーバーの役割を担っていました。そこで、ブラウザー経由でAterm BL190HWの設定画面に入り、現在情報を確認してみることに。

本来、値が入っていなければならないプライマリDNS・セカンダリDNSのところが空になっているんですよ。間違いなくこれが原因ということが分かりました。検証はしていませんが、IPv6のDNSは空ではなかったことから、IPv4接続をしているサーバーだけ接続できなかった可能性もありますね。

なお、auひかりで使うDNSサーバーのIPv4アドレスは
106.187.2.33
106.187.2.41
であることが分かっています。

内部ネットワークの役割を変更する

Aterm BL190HWは、スマートフォンやタブレット・ノートパソコンが自宅ネットワークに接続した際に、受け入れ設定をしてくれるサービスのサーバーを兼ねていました。そのサービスをDHCPというのですが、DNSサーバーの指定を、DHCPの中で行うことがよくあります。

しかし、Aterm BL190HWのDHCP設定画面の中にはDNSサーバーの指定欄がありません。これではうまくいかないので、別の装置に、DHCPサーバーとDNSサーバーの指定の役割を任せよう、と思い立つことに。

その役割ができる装置は、Wi-Fiのアクセスポイントしかありません。

細かくは書きませんが、最初はWi-Fiのアクセスポイント障害かと思い、近所の家電量販店で適当なWi-Fiルーター買ってきてたんですよ。まあそれでもダメだったのでほかの原因を調べていたという流れなんですけれどね。同じくらいの値段でも3年前に買ったRT-AX3000よりも性能は高い、tp-linkのArcher A80という機種です。

これのDHCPサーバー設定を見たところ、

と、DNSサーバーを明示的に指定できる欄があることを確認。これで無事に設定でき、インターネットへの接続が安定しました。

根本的な解決ではないが大丈夫そう

本来、こうした役割はホームゲートウェイが担うべきだと思います。

おうちでかんたんにインターネット接続する

ように用意されたものなんですから、ネットワークのことがわからない人でもかんたん設定でできるようになっていなければなりません。このトラブルは何年も前からあるようでした。それが解決されていないという状況であり、お世辞にもよい状態であるとは言えなさそう。

僕はまあ解決できたからいいけれど、回線を乗り換える理由になる程度のトラブルだとは思います。

auひかりでホームゲートウェイとしてAterm BL190HWを使っている方は、突然、インターネットアクセスができなくなるケースがあります。その原因としてDNSによる名前解決ができない場合があります。その際にはネットワーク構成を変えることでとりあえず解決できる可能性があるので、こうした設定変更ができる人は試してみてください。

※その後auひかりに電話して、ホームゲートウェイBL190HWを現行機種BL1500HMに交換してもらいました。現象が解決したかどうかは長期運転しないとわかりませんが、安定してもらえるといいなと。交換談はこちら。

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