書評

僕のブログのPVは6か月連続10%伸びています。って正しく伝わりますか?【書評:数字を使えば9割伝わる】

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僕のブログのPVは6か月連続10%伸びてます!

って声高らかに言ったら、みなさんはどの様に考えますか?

6か月前PV 5か月前PV 4か月前PV 3か月前PV 2か月前PV 1か月前PV 今月PV
100 万 110 万 121 万 133 万 146 万 161 万 177 万
100 万 110 万 120 万 130 万 140 万 150 万 160 万

上の行は常に「前月比10%増」、
下の行は常に「6か月前の数字の10%増を毎月繰り返している」
の差になっています。この記事のタイトル、冒頭の一文をご覧になったとき、あなたはどちらをイメージしましたか?

あいまいですよね。

※ちなみに僕のブログ、こんなPVありません。

伝わる数字

P6560598

「わかりやすいように数字で教えてよ」

会社にいれば上司に、学校にいれば先生に、家計簿でいえば奥さんに、こんなことを言われることがあるかもしれません。
であれば、とにかく数字を使って答えればそれでいいか。

ノンノン。

数字も使い方によって、わかりやすかったりわかりにくかったりするものなんですね。その選び方のセンスで、個人の想い・熱意が伝わったり伝わらなかったりするから怖いモノです。

本書「数字を使えば9割伝わる」はビジネス数学検定1級の著者・深沢 真太郎氏が数字と人間に愛情を注ぎ、

人に伝わる数字とは何か

を説明してくれている本です。プレゼンテーション、経営判断、評価、営業と様々なシーンで必要となる数字を、場面場面でどのように使っていくと相手に理解される数字になっていくのか、ケースごとに説明をしてくれています。

数学的に詳細な根拠を示すことを目的としていないところもあり、100%の正確な数字でもなく、50%のざっくりでもない。

75%の根拠あるざっくり

を相手に伝えるにはどうしたらよいか、ということを掘り下げています。75%のざっくりを伝えることで相手は9割方納得する、んですね。

案外伝わらないパーセント表示

冒頭の「毎月10%」もそうです。
また、

「僕のブログのページビューのうち40%の16万PVがスマホからのアクセスでした」

という説明を聞いた時、人は頭の中で

(全体のPV)×0.4=16万(PV)だから、全体のPVは40万なんだ

という計算をしてしまいますね。こんな計算を半ば無理やり・半ば自然にさせてしまう表現はあまりよろしくない。

「僕のブログは全部で40万PVで、うち16万PVがスマホからのアクセスで、40%を占めます」

と表現すると、聞いた人が良くわかる、ということなんです。この場合、40%って数字はあくまで補佐的な表現でしかなく、40万と16万という数字が主役になっています。

実数が正確ならそれでよいのか

実数が出ればそれでよいのか。実数が正確ならそれでよいのか、というと、これもケースバイケース。
たとえば上記の40万PVが、実は39万7589PVだったとします。

単に人に紹介するときの数字としてブログの規模を語るのであれば、

(おおむね)40万PV

と言えば伝わりますよね。わざわざ39万7589PVなどという数字を使う必要はありません。ここでは数字の細かさよりも大まかなわかりやすさに伝わりやすさがあり、そこにメリットがあります。

でも。

これが病気による死亡率の数字だったとすると、

この症状の死亡率は30%です

という場合と

この症状の死亡率は30.7%です

という場合では、圧倒的に後者の方が説得力があります。数字の細かさがモノをいう局面もありますので、ケースバイケースだということなのですね。

伝えたい数字に応じて、正確さ・実数を選んであげる必要があります。

数字の感覚をとらえる

P6560594

これらの数字の使い方、これは数学の問題ではなさそうですね。
人と人がコミュニケーションするのに必要な数字の選択は、練習やセンスで決めることができそうです。

著者は大きく三つの提案をしてくれます。

  • なんとない概算を出すセンス
  • 上手に割り算をして「単位当たり」の表現をうまくするセンス
  • 子供の時から馴染みの深い「偏差値」に当てはめてみるセンス
  • 以前~~だったから、今回は概ね倍の××くらいじゃないかな。
    この時の数字を100としてみると、今は128だな。
    ここの店舗の売り上げは、系列店全体で見てみると偏差値70だな。

    こういう選択をすることで、75%(根拠あるざっくり)の伝達を果たすことができる、というもの。

    相手に応じて単位を変えてみる

    分速600メートルという速度を、自動車運転を生業とする人に伝えるのであれば「時速36キロ」。陸上選手が大好きな人に伝えるのであれば「ウサイン・ボルトより少し遅い」。数字に対する愛情があることで変換がかけられ、人に対する愛情があることで、どういう変換が良いかが決められるんですね。

    数字の感覚が身に付いていると、相手に応じて単位をいじることで伝わりやすい数字に置き換えることもできますね。

    幅を持たせることで可能性を伝える

    平均40%だけれど30%~50%の割引があるセールを宣伝するのであれば、一番伝えたい50%を強調する形で、

    50%~30%

    という表記をするのはありでしょう。台風の進路図は、たいてい円がどんどん大きくなっていて「このあたりまでは直撃する可能性」を指示しますが、あれなどは幅を持たせることで可能性を伝える最たるものでしょう。台風を気にする人たちは自分の生活するエリアに来るかどうかが気になるので、台風の進路に幅を持たせることが、予報官の生活者に対する愛情になるのです。

    数字に愛を。人に愛を。

    heart

    以上のような知恵を使うことによって、本書では数字で感情を伝えるケースを、いくつも紹介しています。

    殺伐としたやり取りになることもある人事評価面談でも、数字に愛を加えて頑張れる方向に。
    「私のことはどれだけ好き?」とムチャな質問をしてくる彼女にうまく愛を数値化して応えられるように。

    数字自体には感情も意思もないものだけれど、誰に何をどう見せるか。また数字の使い方で温かみや期待、失礼にならない断り方まで伝え方の例も示されています。
    ビジネスや生活の中で出てくる数字。これを人にわかりやすく伝える為に必要なのは

  • 数字に対する愛
  • 人に対する愛
  • の二つの愛です。

    いろいろな伝え方のテクニックが掲載されているのですが、本書は根底に人と数字に対する愛が溢れているラブレターです。

    数字を使って感情を伝えるってこと、これは文章の見出しや広告のキャッチコピーにも言えることで、ブログを書いている僕も感情のこもった数字を伝えられるようになりたいなあと思うようになりました。

    そう、愛する読者のみなさんに向けてね。

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