黒田官兵衛

【軍師官兵衛】14話。引き裂かれた官兵衛の奥さん姉妹と梟雄・宇喜多直家

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福原城をわずか1日で落とした織田勢は、そこからほど近いところにある上月城の攻略に取り掛かります。
播磨で織田につかないのがわずかに上月城だけになってしまいました。そして上月城に嫁いでいるのは、官兵衛さんの奥さん・光さんのお姉さん・力さん。
戦国の女性は引き裂かれて大変ですなあ・・・

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播磨平定、リーチ!

播磨の西にある二つの城、福原城と上月城。そのうちの福原城を陥落させて、織田軍による播磨平定にリーチがかかりました。
福原は、大体このあたりです。
上月はここから南西に少しいったところです。

官兵衛さんは上月城に入り調略を試みますけれど、上月の殿に嫁いでいる力さん=官兵衛さんの嫁さんの実のお姉さん=はすでに覚悟している模様。
上月を落としましょう、と語気強く秀吉に報告する官兵衛さんです。底に流れているのは軍師としての進言ではない・・・ような・・・。

官兵衛さんは先鋒を申し出ます。後方にいたら裏切りを疑われるから、と。秀吉に承認されました。
この先鋒の申し出も、軍略的な意見ではない・・・ような・・・。

実の姉が敵方に確定してしまい心落ち着かない光さんは又兵衛と稽古しますが集中できず。
すでに敷かれている黒田陣でも同族での戦に向かって集中できないところがある模様。

結局、

「強い上月に勝つ」

ことを実現したうえで力さんとその娘さんを助けるという難易度Sなミッションが発生しました。

山中鹿之助

上月に援軍を出した宇喜多直家3000の兵。直家さんは女性をはべらせて余裕しゃくしゃく。
頭の切れる直家さん、先週「8000の兵」といわれた秀吉軍に不利を感じていないはずないんだけれど。毛利がバックにいるから、だけではない余裕を感じますね。

その翌早朝に上月・宇喜多を攻めた羽柴軍の先鋒・官兵衛さん。
脇から出てきた宇喜多軍に苦戦するも、そこに出てきたのは大きな槍を振り回す豪傑!
この人、「我に七難八苦を与えたまえ!」の猛将・山中鹿之助さんです。

山中鹿之助。山中幸盛と言った方が通りが良い、という人もいるかもです。

毛利に潰された尼子という家があるのですが、その尼子の家臣だった男です。今は大名としていない尼子家(当主・勝久)の再興を願って獅子奮迅する男です。

敵の敵は味方、の理屈からしたら、織田に付くのは自然な行為です。

鹿之助さんは宇喜多家を蹴散らして秀吉さんにほめられましたよ。

ちなみに予定より早く尼子・鹿之助さんに援軍を依頼したのは竹中半兵衛さんで、してやられた感満載の官兵衛さんでした。官兵衛さん、力さんのこともあり感情的に動いてしまっていることをわかってるんでしょうね。

我に七難八苦を与えたまえ!

その夜。

「願わくば 我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に語る山中鹿之助さん。
鹿之助さん、兜の前立ても三日月だったりして、ちょっと映えますな。

我に七難八苦を与えたまえ
という言葉を、自分が成長することを確かめるために話していた
ということで山中鹿之助とセットで有名な言葉です。

毛利家の吉川元春に捕えられたこともある鹿之助さん。肥溜めから脱出するという荒業で1か月においが消えない状態になりつつも生きる執念を見せつけます。
その鹿之助さんが来たことも毛利家に伝わります。
上月は結局籠城に。毛利も次の一手を考える状況です。

鹿之助さん、官兵衛さんに対毛利の作戦をお尋ねしますが、官兵衛さんは「かいかぶりですよ」。
昼の相手は「合婿」。その思いを隠そうと焦りがでました(そして半兵衛さんやあなたに助けられた)。と心底反省する官兵衛さんに「いずれ官兵衛さんはとてつもない戦上手になるでしょう。生き残ってればだけどね!」と冗談も交じり打ち解けます。

上月の乱

籠城する上月城内。籠城兵がご飯をたらふく食べるシーンが出てます。
籠城時は食事を切り詰めて長期戦に備えなきゃいけないんだけれど、なぜそんなに食べさせているんだろう・・・?

宇喜多殿の援軍もきっとやってくる!と力の入る殿さま。そのそばに控えて浮かぬ、思いつめた表情なのは家老の高島吉右衛門さん。

さて、宇喜多軍。直家さんがまた何かたくらんでいますよ・・・。
鹿之助さんの登場で本陣を下げて以来、まったく動く気配がないんですよね。不気味すぎます。

そうこう対峙して七日。動きがありました。
羽柴軍に届けられたのは武将の首。誰かと思いきや・・・。官兵衛さんの義理の兄・上月の殿さまでした!
そして、届けたのは先日神妙な顔をしていた家老の高島さん!譜代(先祖代々)の家臣が、まさかの反逆です・・・。
殿の首を取って降伏してしまったのですな。恐ろしや戦国時代。

がっと動いた黒田軍。上月の嫁に行った力さんとそのお嬢さんを助けに入ります。

城内で戦闘のシーンがあったのだけれど、上月は降伏しているのになぜ戦闘が行われているのかいまいちわからず・・・。

あれ?上月は家老が殿の首を取って降伏しました。
秀吉は首を確認しました。この時点で秀吉軍と上月軍の戦は終了。
宇喜多は後方で動かず。

という状況で、上月城で黒田軍と戦っている敵兵は誰なんだ・・・?

城の上部で自害しようとしている力さんを間一髪のところで井上さん・栗山さん・官兵衛さんが助けに入りました。

「生きるのです。生きよ!」
「生きることが、生き残ったものの務めです!」

黒田に連れ帰ることができました。上月は滅んでしまいましたがなんとか姉妹は死別せずに済んだけれど。

論功。秀吉さんは、上月城を尼子勝久に与えました。毛利に潰された尼子の再興が見えてきます。
号泣する鹿之助さん、熱い男ですよ。

毛利との大決戦に向けてモチベーションも最高潮な秀吉軍、秀吉さんはいったん信長さんに播磨平定の報告にまいります。

信長は許さない

所変わって安土。
織田信長さん自らが点てたお茶を超絶な緊張の面持ちで喫するのは、本願寺攻めで苦労している荒木村重さん。
うまいか?と聞かれ「味はわかりません・・・」と神妙な村重さん。

上月城が落ちた。生き延びるために主君の首を切って降伏してきた。
お前も追いつめられたら主君の首を狙うだろう?そうだろう?

と意地悪な質問にムキになる村重さん。

戯言だ!

と切り捨てる信長さんですが、どこまで冗談でどこまで本気なのか・・・。荒木村重さんの「追いつめられ」フラグがいよいよ立ちそうです。

信長さん、その後、上月城の家臣の皆殺しを命じてしまいました。

小寺劇場

「やはりー、信長殿は~、おそろしいのぅ~」

と話すのはお花が真っ赤な小寺の殿さま。
小寺の家老の櫛橋左京進は、先ほどの姉妹とも兄弟。長男です。良かった、と思いつつも表情は複雑で。

梟雄・宇喜多直家

岡山城で宇喜多直家さんと話す黒田官兵衛さん。

上月の開城、早すぎると思わない?都合よく開城するなんて出木過ぎだと思わない?
いったい、誰がそそのかしたと思ってるの?

ワシは勝ち目のない戦をしない!とドヤ顔する直家さん。

直家さん「織田とは戦わないと決めた!」
官兵衛さん「織田に付くのですか?」
直家さん「そういうわけでもない。織田にも毛利にもつかないから。秀吉に、上月の開城はワシの手柄だと伝えよ!」

直家さん、化け物っぷりを最大限に発揮します。陣内孝則さん、こんな極悪な役ができるんですねー。ちょっと感心しています。

そこには引き裂かれそうになった姉妹の悲しみなどかけらもありません。まさに梟雄。

茶器の下賜

安土城。三河の徳川家康のところに鷹狩に行くという信長さん。
播磨平定の秀吉さんには茶道具を褒美として与えるということです。
与えられたのは乙御前釜(おとごぜがま)。

信長さんから茶道具をもらうということ
=その家臣が茶会を主催してよいという許可をもらうということなんですね。

信長は家臣に、茶会の主催を禁じていました。茶器を与えることで茶会の開催チケットになり、その価値は一国もらえることよりもありがたいことだと思われていました。

茶会の主催を許されていたのは息子で織田家当主の織田信忠、家臣では柴田勝家、丹羽長秀、明智光秀だけだったんですね。秀吉が主催を許されたということは、織田家の五本指に入ったことを意味します。

土地を与えずとも封建の世で家臣に満足を与えられる信長、素晴らしい「価値の創造」です。

結局、力さんは出家して菩提を弔うことにしましたよ。
力さんの娘たちは、妹の光さんに預けることになりました。

異なる怖さの宇喜多直家と織田信長

宇喜多直家、乱世を泳ぐ小豪族として最大限の生き残り努力をした人です。言い方によりますけれど。
自分が生きるためにはどのような謀略も良しとします。
そのやり方・残忍さは見る人をビビらせますよね。

一方、織田信長も、降伏した上月の家臣を皆殺しにしてしまいマス。
この上月城の戦いは俗に言う「第一次上月城の戦い」で、実際はここを巡って何度も戦闘が行われている状態。
また、播磨もドラマで描かれているほど明快に平定されているわけでもなく、結構一時的な状態。

まだまだ播磨が落ち着くには一山・二山あるんですよ。

安心せずに第15回をお待ちくださいませ。

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