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【Windows】EverNoteにメール保存する最強ツールは「Becky!」!ノートブックとタグを指定してメールを取り込めるよっ!

2013/04/15

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拝啓@odaijiです。

このエントリーの流し読みっ!

  • WindowsユーザーのEvernote使いはメールソフトにBecky!を使うべし!
  • メールソフトBecky!のテンプレート機能では、転送メールのタイトルを編集可能だ
  • テンプレート機能と充実のフィルタリングマネージャを使って、来たメールを簡単にEvernoteへ保存可能に!
  • gmail、確かにもろもろとても便利なのですが、会社用途では使えないところもあるでしょう。
    そして、Windowsをご利用の環境ですと、普通のメールソフトを使っている方も多いのではないのかと思います。

    WindowsXP時代なら、Outlook Express、
    Officeを利用しているのならOutlook、
    ほかにも秀丸メール、Thunderbird、Sylpheed、EdMAXなどなど、メールソフトはたくさんあります。

    今挙げていないもう一つのメジャーメールソフトを使うと、メールの振り分け機能+αを使って、Evernoteに
    ノートブックとタグを指定した状態で
    転送することができます。


    主役はBecky!

    今日の主役はBecky!です。

    ▼Becky!のサイトはこちら。
    Becky! Internet Mail - 有限会社リムアーツ

    このメールソフトは有償(記事執筆時点で税込4200円)なのですが、今日ご紹介するこの機能を使ったら、もしかしたらおつりが来る値段かもしれませんね。


    フィルタリングにテンプレートを掛け合わせる

    ポイントは、メールのフィルタリングテンプレート掛け合わせることです。
    メールのフィルタリング機能と単純な転送機能はGmailを始めとしたWebメールサービスやほかのメールソフトにもあります。
    しかし、テンプレート機能で転送時にメールのタイトルを編集できるソフトはなかなかありません。この機能をつかって、EverNoteへノートブックとタグを負荷した状態でメールを転送します。


    メールを送信してEverNoteへ登録する仕組み

    EverNoteは、特定のアドレスにメールを送信することで登録する仕組みがあります。

    アドレスは、EverNoteのサイトにログインして確認することができます。

    ▼https://www.evernote.com/ へ接続し、自分のEvernoteアカウント・パスワードを入れ、右上のアイコンから「設定」を押します
    2013-04-10_08h39_18

    ▼アカウントの概要 画面の下の方に、自分専用のメールアドレスが出ています。
    2013-04-10_08h39_33

    これが自分専用のメールアドレスなので、これを記録しておきます。
    このアドレスに送られたメールの本文・添付ファイルはEvernoteのデフォルトのノートブック、空のタグで保存されます。

    そして、メールタイトルを

    【メールのタイトル】【半角スペース】【@ノートブック名】【半角スペース】【#タグ名1】【半角スペース】【#タグ名2】
    (【】は全部外してください)

    とすることで、特定のノートブックに、特定のタグ名(3つ以上のタグも同様に設定可能)でメールから登録することが可能です。
    このとき、ノートブック名・タグ名はEverNote内に実在している必要があります。

    ここまでが、メールでEverNoteに登録する基本です。


    フィルタリングとテンプレート

    フィルタリングは、メールを振り分ける条件です。EverNoteとの連携で言えば、ノートブックとタグの組み合わせごとに作るものです。

    テンプレートは、それぞれのメールの転送時に、メール自体をアレンジするテンプレートです。このテンプレートでタイトルを編集し、フィルタリングで設定している条件ごとに好きなノートブックとタグを指定するのです。


    テンプレートの編集

    まず、テンプレートの作成を行います。

    ▼Becky!の「ファイル」→「テンプレートの作成/編集」をクリックします。
    2013-04-10_08h29_05

    ▼テンプレート管理画面がでますので「OK」ボタンをクリックします。
    2013-04-10_08h29_34

    ▼メールの本文を作成するかのような画面が出てきます。ここでメールタイトル部分、本文部分に「おまじない」を入れます。
    2013-04-10_08h32_46

    おまじないの内容ですが、

    ▼件名と本文をこのように編集します。
    henshu

    件名の%Sはそもそものメールのタイトル
    @ノートブック名は、EverNoteに保存したいノートブック名
    #タグ名の連続(半角スペースで区切る)は、EverNoteに保存したいタグ名

    本文の%mは、そもそものメールの本文

    このように設定してあげます。終わったら画面右上の×をクリックして、Windowを閉じます。

    ▼テンプレートとして保存するか?という問い合わせが出ますので「はい」を選びます。
    2013-04-10_08h33_01

    ▼指定をして「OK」をクリックします。
    2013-04-10_08h33_32

    左ペインから「転送用」を選択して、右ペインの上部にテンプレートのタイトルを入れ、「OK」をクリックして保存です。

    複数テンプレートを作成したい場合は、この作業を繰り返します。


    フィルタリングマネージャの設定

    作成したテンプレートを適用するためのフィルタリングマネージャを設定しましょう。

    ▼「ツール」→「フィルタリングマネージャ」を選択します。
    2013-04-10_08h35_18

    ▼「新規」ボタンをクリックします。
    2013-04-10_08h35_34

    ▼条件とアクションを設定します。
    2013-04-10_08h36_26

    左上で条件を設定します。メールを振り分ける条件は人それぞれですので、ここはEverNoteに振り分けたい条件を指定しましょう。
    その直下の「↓追加」をクリックして条件の確定をきちんとしてください。

    差出人
    宛先
    件名
    その他、メールに使われるさまざまな条件を選ぶことができます。

    ある差出人から、あるタイトルのメールの時、といった複数の条件を組み合わせることもできます。

    複数の条件を選択したときにはそれらをAnd、Orで結ぶこともできます。

    条件を指定したら、右上のアクションを選びます。

    アクションを「フィルタ」に、そして「自動転送する」を選択しましょう。

    そのしたが「テンプレート」と「宛先」という入力欄に代わります。

    ▼テンプレートと宛先を選択・入力する
    2013-04-10_08h36_46
    テンプレートは先ほど作ったテンプレートを選択します。

    宛先は、最初にEverNoteのサイトで確認したメールアドレスを入れます。~~@m.evernote.comといったものです。

    ▼すべて確認できたら「OK」をクリック
    2013-04-10_08h36_55
    条件が追加され、フィルタで転送することが指定され、有効のチェックがついていることが確認できたら「OK」をクリックして画面を閉じます。
    これで、特定の条件のメールが到着したときに、具体的なノートブック名・タグ名を付けて転送する設定ができました。

    ▼フィルタが登録された

    こんな風に表示されていれば、フィルタが正しく登録されたことになります。

    べつの条件を登録したい場合はこの画面でまた「新規追加」ボタンをクリックして同様に追加します。
    テンプレートの作成を先にすることをお忘れなく。


    複数のフィルター条件を登録する場合

    ▼複数のルールを作成したときには、上から順にフィルタ処理が実行されます。
    2013-04-10_08h47_23
    たとえばEverNoteに送ったデータはもう削除していいや、ということであれば、
    最初にEverNoteに転送するルールを作成し、次に、同じ条件で「ごみ箱」フォルダへメールを移すルールを作成すればOKです。


    POPサーバーのメールならすべて対応可能

    POP接続、というタイプのメールサーバーであれば、Becky!を使ってすべて自動的にノートブック名・タグ名を付与してEverNoteへ送れます。
    タイトルに必ず共通の文字が入ってくる、メールマガジンやメーリングリストなどでは、確実にEverNoteへ保存しておくことが可能になるでしょう。
    そして、特定の差出人のメールをすべて保存しておく、というようなことも可能です。

    GmailもBecky!を使ってできればいいですよね・・・。

    できるはずです。ちょっと調べて、またエントリーしようと思います。こうご期待!

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