黒田官兵衛

【 #軍師官兵衛 】第37話 誅殺

更新日:

宇都宮鎮房さんの蜂起で、黒田官兵衛さんの了解なく独断で兵を進めてしまった官兵衛さんの嫡男・黒田長政さん、それが罠だと知って「やべぇ・・・」という振り返りがオープニングでした。


宇都宮さんが陣取る城井谷の城は、細~い一本道を抜けた先にあるのですね。
大軍でもを投入してもそこで細長くなってしまう、ビンの首みたいなところなわけで、

・まず大軍を投入しても一時的に寡兵っぽくなる
・援軍を投入してもその援軍が先頭に届かない

みたいな特徴があります。

栗山善助さん、井上九郎右衛門さん、母里太兵衛さんと長政さんのことについて話し合ってる官兵衛さん、援軍の投入に意味がないことを理解しているので

「これ以上兵を失うわけにはいかん・・・。待つしかない」

と観念します。

襲撃

そんなこともつゆしらず、狭い山道を行く長政さん御一行。弓で狙われていることも気づかずに・・・。

木を切り落としたのが襲撃の合図、一斉に矢を放った宇都宮軍の奇襲に長政軍は大混乱に陥ります。ストリートファイターならピヨピヨが出ているレベル。たとえが古すぎますね

矢の一斉射撃で兵を減らしたのちに、宇都宮軍は草むらに伏せておいた槍兵を繰り出します。

「ひるむな!敵の囲みを破れ!」

と指示を出す長政さんですが、状況は一方的。地の利の無い黒田軍は押される一方です。

前回「殿を命がけでお守りします」と言ってた大野小弁さんも討死し、長政さんはわずかな手勢で逃走中。きわどいところで宇都宮勢から逃れ戻りました。

官兵衛さんはじめ昔からの重臣のいるところで平身低頭、でも

「此度の戦、某の失策! 敵は勝ちに奢り油断しております。明日、今一度攻めれば今度こそ・・・!」

となおも交戦を進言し、官兵衛さんからげんこつで殴られてしまいました。

「同じことを繰り返す気か!」

継いで

「なぜ負けたのか、頭を冷やしよく考えろ。そして城井谷を攻めるにはどうすべきか、お前が策を立てよ」

言い捨てて、官兵衛さん下がってしまいました。


奥では長政さんの奥さんの糸さんが縫い物をしていました。そこに長政さんの御母さんの光さんが向かい、帰還を報告していました。

戦勝

城井谷の大平城では、宇都宮軍の先勝パーティーが開かれています。
鎮房さん、息子の朝房さんと語らい、朝房さんも「黒田は我らの強さを思い知ったことでしょう」と満面の笑み。

家臣も「口ほどにもないやつら」と完全に黒田軍を見下しモードに入っております。

「此度、黒田を皆殺しにできなかったこと、無念でございます」

とめっちゃ強気なことを言ってるのは、なんと娘の鶴さん。

「次こそは憎き黒田を滅ぼしてくださいませ」

「鶴、お前が男であれば、これほど頼もしいことはないのぅ」

と口も軽く楽しい楽しい宇都宮家のシーンでした。

激励

黒田家、ふさぎ込んでいる長政さん。

糸さんがやってきます。

「殿、いかがされました?あの日から考え込んでばかり。いつまでくよくよなさっているのです。今の殿の御様子を知れば、死んだ小弁はさぞ嘆くことでございましょう」

カツ入れにきたんですね

「知ったふうな口を利くな!」

長政さん怒りますが、糸さんの真意はこのあと明らかになります。

「お辛い気持ちはわかります。それでも前を向くのが、上に立つ者の定めではございませぬか?私も家臣たちもみな、殿とともに戦っているのでございます。」

はっとする長政さんに微笑みかける糸さん。

ちょっとだけ、長政さん吹っ切れたみたい。

反攻

城井谷の絵図面を見ているのは官兵衛さんと、ともに九州を管轄している毛利軍の知恵ものである小早川隆景・安国寺恵瓊さん。

地侍が軒並み宇都宮家についてしまっているため、各個撃破しなければならないのですね。

そこにやってきた長政さん。

まずは隆景さん・恵瓊さんにご挨拶をしました。そこで官兵衛さんは長政さんに、隆景さん・恵瓊さんに宇都宮攻めの策を話すよう指示します。

もちろん官兵衛さんは偉大なる軍師殿だけれど、隆景さんや恵瓊さんも軍略・知略においては名の通った人ですからね・・・。そこに対してプレゼンするというのは、いやなかなかどうして大変なのではなかろうかと思ったり思わなかったり。

でも長政さん、きょどりながらも策を説明します。力攻めでは落とせないため、兵糧攻めをしつつ地侍を落とし孤立させましょう、というもの。

隆景さんは「よき策じゃ」と。恵瓊さんは

「されど官兵衛殿、殿下はお怒りでございますぞ。あまり時をかけてはいられません」

と言ったか言わないかのうちにシーンが大阪城へ。

「いったい何をやっとるんじゃい!」

秀吉さんが叱責しているのは恵瓊さん・・・ということは回想シーンですね。

「せっかく九州を平定したのに肥前(熊本)の佐々成政に続いて豊前(大分・今宇都宮が反抗している地)のこのざまとは! 官兵衛に伝えよ! 今年中に豊前の一揆を沈めよ!」

・・・怖い秀吉さん。もう独裁者です。

「仰せに従わねば、官兵衛殿といえどもただでは済みませぬぞ」

現実に戻りました。

降伏

地侍の制圧はテレビ的には一瞬。そして恵瓊さんは孤立する宇都宮さんのいる大平城に使者として乗り込みます。

「宇都宮殿、これ以上無益な血を流すのは無用にござる。黒田は和睦を望んでおります。その仲介にわれら毛利が入る・・・。いかがでござろう?」

その申し状を読んだ宇都宮さん

「これは和睦ではないっ!何故我らが黒田の軍門に下らねばならぬのだ!」

「ならば豊前を離れ伊予の国へ行かれるか!」

恵瓊さん百戦錬磨の外交僧ですからね。カツを入れるのも得意です。
もっとも、今から伊予に入れるはずもないわけで(宇都宮が断ってますからね)、もののたとえとしての恫喝なのでしょうけれど。

宇都宮さんの生き残る道はほかにないことを諭して決着がつきました

家老

結局宇都宮さんは黒田家の家老として働き、こもっていた大平城にも城代として居続けることができるようになりました。官兵衛さんのやさしさですね。
嫡男の朝房さんは官兵衛さんの元で、娘の鶴さんは光さんに預けられることになりました。まあ人質みたいなものです。

まあそもそも秀吉さんが来るときに約束していたことでもあるわけだから、実行しているだけかもしれませんが。

この流れ、秀吉さんの了解のないまま進めてるのが気がかりではあります。

「これよりは黒田家のために励みまする」

と頭を下げる宇都宮さんを見る長政さんは、どうにもこうにも一物抱えてそうで・・・。

逆鱗

豊前が片付いたこと、肥後も峠を越したことを秀吉さんに報告しているのは恵瓊さん。茶人の千利休さん、今や秀吉さんの片腕の石田三成さんもいらっしゃいます。

肥後の一揆について、佐々成政さんの責任を問うコメントをする三成さんは成政さんの今後について言及します。

「成政は戦はうまいが国を治める器ではない」

と秀吉さん。

「それにしても、官兵衛ならもっとたやすく豊前を治めると思ったが・・・」。

何言ってるんでしょうね、この猿面冠者は。宇都宮との約束を守らずにぐっちゃぐちゃにかき混ぜたのは誰ですか?という話ですが、恵瓊さんそんなことはおくびにも出さず。

でも利休さんはそのことを口にします。秀吉さん、すこしむっとしながらも

「それで、宇都宮はどうなったのじゃ」

恵瓊さん、

「官兵衛どのと、和睦いたしました」

と答えたのに鋭く反応します。

「和睦じゃと」

「はい、黒田家の家臣となりました」

「ははは、このわしの命に逆らった男を、官兵衛は召し抱えたというのか。はははは。これほど愉快な話はないっ」

秀吉さんの目は全然笑ってません。

中津

天正16年の春です。黒田家は居城を中津に定めました。

今年の評定で家臣の待遇を決める官兵衛さん、善助さん、九郎右衛門さん、太兵衛さんを家老に任命します。あれ、これまで家老っていなかったんだ・・・。

その場で宇都宮朝房さんにも優しく声をかけてあげたり。

「今後ともなお一層ご奉公に励みまする!」

と元気いっぱいに頭を下げる朝房さんを、またしても長政さんは冷酷な目で見つめます。

光さんにあずけられた鶴さんは少しずつ黒田に慣れていったところで。宇都宮は宇都宮で、黒田と折り合いがついて良かったなあと胸をなでおろしているところ

貴人

とある茶室。千利休さんと秀吉さんの正室・おねさんが密談中です。

おねさま、殿下のご誕生の秘密をご存じですか?

謎の問いかけが始まりました。

そりゃそうですよね。秀吉さんが農民時代に知りあってここまで来た人ですから・・・。

でも利休さん、本当は高貴の出だった(ことにしたい)のですよということをご報告です。

公家の工作をたくさんしている秀吉さん、自らの出自を書き換えようと一生懸命っぽいです。

武家出身だと、「源」っていう名前を名乗ることが多いんですよね。徳川家康も将軍になるときには源家康って言ったとか言わないとか。

秀吉さんは征夷大将軍になりたかったといわれており、室町幕府の最期の将軍だった足利義昭さんの養子になって将軍になろうとしたんですね。

で、それは断られ、「藤原氏」の後裔である公家の近衛家の養子になって関白になったということなんですね。

ですので、藤原秀吉、近衛秀吉という名前は、調べると出てくる程度には見られます。

「殿下のお言葉に逆らえるものはおりません」

とおねさんに語るのは利休さん。ちょっと深い言葉ですねえ。

仕置き

肥後の政治の不手際を責められ謹慎していた成政さんは、中津城の官兵衛さんを訪れます。聞けば、秀吉さんに直談判にいくのでその途中に立ち寄ったとのこと。

そういうスタンドプレーを、本人は大好きだったくせに嫌う秀吉さんですから、官兵衛さんは諭します。

座して待つより、万に一つの望みに賭ける。殿下とわしは30年来の中じゃ と笑う成政さんですが、大阪で会ったのは三成さん。謹慎を申し付けられ「追って沙汰する」と秀吉さんの伝言を伝えた三成さんがすべての悪者風に描かれてますね。

秀吉さんは官兵衛さんへの手紙を書いています。それを三成さんに見せ、これを送れと指示します。

「これでよろしいのですね?」「うん」「かしこまりました」

と短いやり取りがされたその内容は・・・。

宇都宮を討ち、朝房ら人質を殺せ、という指示でした。

今宇都宮を討つと、豊前の国の人たちからの信用はなくなります。そのことを危惧する家老たちです・・・

「殿下にお考え直しいただくしかあるまい」

と官兵衛さんは言いますが、まあ無理だろうなとも思っている感じの表情ですね。
そんなことはつゆ知らず、朝房さんは張り切って働いている様子です。

善助さんは冷静です。

今動いてはなりませぬ。佐々さまは動いたために謹慎を申し付けられました。私が参りましょう。

官兵衛さんの冷静に判断するところを受け継いでいますねー


大阪の秀吉さん「わしの考えは変わらん。宇都宮は許さん。成敗いたせ」。

「殿下 恐れながら、宇都宮は殿下のご威光に従っております。何とぞ、お考え直しを」。

「善助、わしは依然から官兵衛がうらやましかった」。

平伏する善助さんに立ったまま話していたひでよしさんですがここで腰かけて同じ高さになり、

「官兵衛は、良い家臣たちを持っておる。善助、太兵衛、九郎右衛門・・・。黒田の宝は、その家臣たちじゃ」。

ここで善助さんの頬に手を添え

「官兵衛が、いつまでも意地を張っておると、その家臣たちが路頭に迷うことになるぞ。官兵衛にそう伝えよ」

独裁者秀吉。

長政さんが織田家の人質時代、預けられた秀吉さんの家でともに学んだ加藤清正さん、福島正則さんが中津城を訪れました。

加藤さんは

「久しぶりだな、長政。心配で立ち寄った。殿下は宇都宮を討てとおっしゃった。されど、おぬしの父御は拒んでおられる」

「殿下は地侍を抑えられぬ国主をお許しにはならない」

とつづけたのは福島さん。話し方が公家っぽいんですけれど。

このままでは黒田も佐々殿の二の舞になる・・・

と長政さんのネットワークで情報を得ることとなりました。


説得の不調を官兵衛さんに詫びる善助さん。善助さん、悪くないよ。

官兵衛さんは超悩んでいます。
官兵衛さんは今肥後の一揆鎮圧のため豊前を離れているんですよね。その場で指示を出すことはできません。

「黒田が生き残る道は・・・ただ一つ」

と何かの覚悟を決めたご様子です。

暗殺

宇都宮家に出仕を命じたのは長政さん。供を別室に隔離し、長政さんとその供回り、宇都宮さん、という組み合わせで薄暗い部屋の中での会話をしています。

多少顔色が悪そうな長政さん、宇都宮さんと飲み交わしたいということで酒肴を運ばせます。

全体的に緊張が走り続けていますよ・・・

継がれた酒を飲まない宇都宮さんに「遠慮はいらぬ」といって家臣に酒を注がせに行きます。

酒を注ぐ家臣は手が震え、盃を溢れさせてしまう始末・・・。明らかに尋常でない空気が漂う中、左手に盃を持つ宇都宮さんの右手は脇差に・・・。それを見た長政さんの目に殺気が走ります。

しずくが垂れる酒。

「毒など入っておらん」

という長政さんの言葉で、いろいろなことが明確になりました。意を決して盃を飲み干した宇都宮さんに「いい飲みっぷりじゃ」と褒め、その次のセリフ

「肴を召し上がられよ」

! この一言が家臣が切りかかるトリガーでした。

関白殿下の命により成敗いたす、と長政さんは直接宇都宮さんを惨殺。そして別室で待たせている宇都宮の供回りまでその場で急襲し全員殺害しました。

その様子を見る長政さんの顔には返り血がかかっており、これまでのさわやかな軍師官兵衛では考えられない凄惨なシーンで今回は終了しましたよ。

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