ライターノウハウなど

夢の一つであるWEBライターになるまでに行ったことと、伝えたいこと。

2012/09/20

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拝啓@odaijiです。

Androidアプリの紹介サイト「TABROID」さんでライターデビューしました。

のエントリーで書きました通り、この度ワタクシは、WEBのライターとして第一歩を踏み出しました。
WEB上で何か書きたい、という欲求自体はこのブログでも満たされているのですが、仕事としてのライティングをしたいという一つの夢を叶えることが出来ました。今回のエントリーでは、ここに至った経緯などを記させて頂き、ブログを書くことによって夢を叶えたいという希望をお持ちの方のモチベーションとなるような私の体験を書かせて頂こうと思います。文章多いですがご勘弁ください。

これまでの経歴と経緯


大学時代は新聞部でした。総合大学で、学生記者は新聞学科の学生が多いなか、私は理系の学部にいましたが新聞部に在籍していました。写真を撮ったり原稿を書いたり、学部の研究には目もくれず、新聞活動に没頭しておりました。

社会人になって


大学を卒業して、システムエンジニアになりました。Oracleというデータベースソフトの管理や運用を行い、社内の他部署やお客様のサポートをしておりました。
大学時代の新聞部の人間の付き合いで理系出版社に知り合いがいた関係で、運良くMS-IME関連とOracle関連の入門書を執筆したことが有りました。全然売れませんでしたけどね・・・。書籍を執筆すること、締め切りに追われること、本を出す喜びは社会人になって経験することが出来ました。

転職


30歳になったころ、現在努めている会社に転職します。転職後は何でも屋としての日々が続きました。システムエンジニアをやったり総務をやったり客先常駐をしたり。現在はインフラエンジニア兼ヘルプデスクのようなことを行っておりますが、一貫して共通していることは、縁の下の力持ち的な仕事をずっと続けていたということです。

転機


そんな裏方作業を続けていた今年・2012年の6月、「ブログを書こう」と思い立ちます。これまでもブログのまねごとをしたことはありますが、一記事書いては自然消滅、というのをなんどか繰り返していました。ところが今回の「ブログを書こう」はモチベーションが異なっていました。

ひとつ:自己の存在証明をしたかったー世間に自分がいることを知ってもらいたかったー
ひとつ:これまで蓄積した自分の知識、何かのニュースに出会ったときの自分の感性を世の中に問いたかった
ひとつ:あわよくば自分の能力で世間の役に立ちたかった

この気持ちが強く出たのです。最後の、自分の能力で世間の役に立ちたかった、ということの一つに、文章を書く仕事をしたかった、ということがあります。昔、本を書いた記憶が呼び起こされたのでしょうかね。

実行


ブログを書こう、と決めてから自分の中にルールを作りました。
ひとつ:興味のあることは遠慮せずに書こう。極端にジャンルを絞るのは止めよう
ひとつ:できるだけ毎日記事を書こう。短期間で多くの記事を書くことで、文章を書き続ける力を出そう
ひとつ:ポジティブなことだけ書くのは止めよう。良くないと思ったことは良くないと書こう

そう決めて僕は、6月下旬から8月一杯までの2ヶ月強の間に、160超の記事をブログにしたためました。

また、iPadの勉強会、ブログの勉強会、日本酒の持ち込み飲み会など、これまで参加しなかったような集まりに単身乗り込むようになりました。大概、そこには既に常連さんがいてコミュニティが出来ています。そこに一人で飛び込んで行って関係を作る、そんなことをして刺激を受け続けるということをしていました。
ここで受けた刺激が、ブログには好影響を与えます。感動や刺激をストレートに伝える場が、ブログという形で存在していたのです。

通知


量を書いているうちに、自分の傾向が見えてきました。いくつか面白いと思えるエントリーのジャンルが決まってきます。その中の一つとして、iOSやAndroidのアプリに関する記事を書くことが面白いと思えるようになったのです。内容は様々です。単独のアプリの紹介や複数のアプリの組み合わせ利用法、アプリの不満、面白いアプリの使われ方。こんなまとめを、気づけば喜んで書いている自分がいました。

こんなに好きで書いているんだよ、ということを誰かに伝えたい、と思うようになったのは自然の流れでした。iOSやAndroidのアプリを紹介しているサイトに、今回自分はこんな記事を書いた、こんな組み合わせは便利だ、このアプリはこう使うのが面白い、と、自分の記事を紹介するメールを出しまくりました。
この時はライターをやりたいというよりは、取り上げてもらって、より多くの人に見てもらえる機会が欲しい、という気持ちが強かったように思います。

とにかくはずかしげもなく、自分のエントリーをメディアに連絡し続けていました。
160記事も書いていると(中には被るものもあるため)、iOSやAndroidに関する記事はそれぞれ50は存在し、それなりに読まれるボリュームになっていたというのが、連絡することが出来た自信にもつながっていました。

たまーに、AppBankさんの夕刊に取り上げて頂いたりもし、そのときのアクセス数アップに脳内麻薬が出るような喜びも、この時に味わいました。多くの人に読んでもらえることの嬉しさを、ここで初めて知ったとも言えます。

僥倖


そのような中で、今回ライターとして活動できることになったTABROID編集部さまと知り合う機会が生まれました。私の文体とTABROIDさまのアプリ紹介の文体が同じベクトルにあること、ライターを募集していることなどから、私の提出したテスト原稿を見て頂いた上でお仕事を頂けることになりました。

エントリーを書き続けることによってアプリの紹介に関する自分なりのスタイルが出来ていたこと、書くこと自体にストレスが無かったことが功を奏したと思っています。

伝えたいこと


上にも書きました通り、自分の能力で世間の役に立ちたかったという漠然とした夢があったのですが、ブログを書き続けているうちに、漠然とした夢が細分化されて行きました。はずかしげもなく申し上げれば
ひとつ:WEBなどの媒体に原稿を書ける存在になりたい
ひとつ:セミナーなどで人前で語ってみたい
ひとつ:セミナー自体を実行してみたい
ひとつ:久しぶりに書籍をだしたい
ひとつ:個としての自分を総合的に確立したい
このように分かれて行ったのです。これはブログを書いて行くことで自分の考えが整理されたり再認識されたりした効果だと思います。

ブログのアクセス数を上げる、ということは、上記の夢を実現するための有効な手段の一つだと思います。そういう先輩ブロガーが沢山いることは、僕のブログを読んでくれる方にも結構いらっしゃるかと思います。

でも、アクセス数を上げるだけが手段でないことが今回わかりました。自分の文体、スタイル、思考に合ったメディアと出会うことが出来れば、そこで自分を表現するチャンスが生まれるということです。

僕も自分のブログのアクセス数は上げたい。性格上、その工夫を世の中に出回っているブロガー本に書いてあるようには出来ないのですけれど、アクセス数を上げることと同じくらい、新たな出会いを得ることでチャンスを広げたいとも思うようになりました。

僕が皆さんに伝えたいことは、ブロガーにとって、ブログのアクセス数を伸ばせなくても夢を実現できるチャンスは生まれうる、ということです。僕がその例です。皆さんの夢に応じた活動方法があるはずです。
アクセス数を伸ばすことよりも、ブログを書くことによる自己の確立がとても大切なのではないかと思うようになっています。

最後に


まだブログを本格的に書き始めて3ヶ月。ひよっこですし、これから考え方がいくらでも変わって行く可能性はあります。でも、アクセス数を伸ばさなくても実現できる夢があることを確認できたのは紛れも無い事実です。もし

「月間何万PVもないから、ブロガーとしては恥ずかしくて何もできないな」

と思っている方がいらっしゃったら、そんな迷いは捨てるべきだと思います。PV数が多くなければ出来ないこと(イベントの主宰など)も有るでしょうけれど、少なくても出来ることは工夫次第でいくらでもある・・・かもしれないです。要は自分次第。

現時点での自分の結論は、ブログを書くことによって得られた自分の考えや夢の整理が、実現に結びついたということ。自分が書いてきた量や質に自信が持てたら、次のアクションを起こしても良いのではないでしょうか。

僕もスタートを切ったばかりです。この文章に同感して頂ける皆さんとは足を揃えて、同じ方向を向かって走って行きたいと思っています。お互い頑張りましょう!

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