昔っからWindowsのテキストエディタとして秀丸を愛用しています。
ただ少々怠けていて、秀丸にアウトライン機能が実装されたことを最近まで知りませんでした。これまで使っていた機能が使えればいい、と思っていた思考停止のせいですね。
秀丸のアウトライン機能を設定してみたところ、とても文章の作成が楽になりました。まあ自分用のメモですが、秀丸を使ってアウトライン環境を整えたい方のご参考になりましたら。
基本設定と、僕の行った設定をご紹介します。テキストを叩く用途は、文章の執筆です。テキストファイルや.docxファイルとして人に提出するケースと、WordPressなどCMSへ入稿するケースとあります。いずれにしても下書きを秀丸で行っています。
操作する秀丸のバージョンは64bitの8.97です。
秀丸の基本設定
メニューから「その他」→「ファイルタイプ別の設定」を選択します。
ファイルタイプの設定 の所が「共通」になっていれば、拡張子に関わらず設定されます。
「設定の対象」の「アウトライン」を選択し、右側の「アウトライン解析の枠」にチェックを入れます。
アウトライン解析の枠は、本文の枠と別に出てくる見出し単位でツリー表示されるような枠のこと。どこに配置するかは、同じ画面の中の「アウトラインの動作環境」(全般的な設定)をタップし、「位置」を上下左右+「浮かせる」から選択するとよいでしょう。
僕は左にしています。
「解析」で#を見出しとして認識させよう
markdownでは#(半角)が見出しであることを意味します。
#### ここがH4見出しとして使われます
##### ここがH5見出しとして使われます
こんなふうに書くことで、実際は
ここがH4見出しとして使われます
ここがH5見出しとして使われます
のように、見出しとしてそのまま使われるようになります。
したがって、秀丸のアウトラインでも#(半角)をツリー表示のキーとして使えるように設定しておくと、後々の編集が楽になります。
ここでツリー表示の定義を指定できます。LV1を#(半角)~LV6を######(すべて半角)になるように編集しておきましょう。
これで、Markdownの見出しがアウトラインの展開するツリーの基準と連動してくれるはずです。
テキストエディタがアウトラインエディアを兼ねる快適さ
データの納品形式は依頼者のリクエストによって異なります。
- WordPressやMovableTypeなどのCMSに直接入稿する
- Goobleドキュメントなどのクラウド上のドキュメント作成ツールを共有する
- マイクロソフトのWord形式で作成しメールなどで納品
- プレーンテキストで作成しメールなどで送信
どのパターンで納品するにしても、もととなる文章は軽く動作するテキストエディタで入力し、仕上げにそれぞれのツールに移す、ということをしています。
手に馴染んでいるテキストエディタが文章の構成まで簡単に編集できるようになると、これは助かります。