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AndroidをPCにUSB接続した際 最初の動作を「ファイル転送」にする方法

2023/10/22

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スマートフォンで撮影した画像データをパソコンに移す際、USBで接続して、スマートフォンを外部メモリのように認識させてエクスプローラーでコピーするのが手軽です。他にもクラウドを経由させるなど、手段はさまざまありますが、手元で完結させられる良さがあります。

ただ、一つ不満がありまして。AndroidスマートフォンをWindowsパソコンに接続する際には、既定の動作が「パソコンのUSBを使用してスマートフォンを充電する」設定になっているんです。接続のたびに「充電」から「ファイル転送」へ設定を変える1ステップが面倒なんですよ。この規定値を「ファイル転送」にする方法を調べました。

以下の説明中、画面スクショはPixel 8 Proから取得しています。Androidをカスタマイズしているスマートフォンでは、多少メニューの構成が異なるかも知れませんが、下記説明の中で「ビルド番号のところを7回タップする」などキモの部分は同じです。

「開発者向けオプション」から設定する

設定は「開発者向けオプション」から行ないます。開発者オプションはAndroidに備わっているオプションですが、最初は使えません。使えるようにします。

開発者向けオプションを使えるようにする

まず、設定アプリの「デバイス情報」をタップします。

最下段の「ビルド番号」までスクロールさせましょう。

「ビルド番号」のエリアを7回タップしてやると、開発者向けオプションが使えるようになります。4回目あたりから「あと○回押すと使える」みたいなメッセージが出てきます。

7回タップすると、デバイスの暗証番号を入力するよう促されます。スマートフォンのパスワードを入れましょう。これで開発者向けオプションが有効になりました。

開発者向けオプションから設定する

開発者向けオプションは、設定アプリの「システム」の配下にあります。

上記操作をしてからシステムを選択すると

{}開発者向けオプション

という選択肢ができています。これをタップします。

下の方にスクロールさせていくと「デフォルトのUSB設定」という欄がありますので、ここをタップします。

ここで、パソコンとUSB接続した際、Androidを最初にどのモードにするか選べます。ファイル転送を最も頻繁に使うので、1番上の「ファイル転送」を選択しました。これで設定は終了です。

うっかり起動してしまうと余計な設定が変わるので、一つ前の画面で「開発者向けオプションの使用」のスイッチはオフにしておきましょう。必要になったらまた、ビルド番号をたくさん押せば良いので。「開発者向けオプションの使用」のスイッチをオフにしても、USB接続時の挙動は変更した状態のママになりますよ。

ただ、この設定をして以降、Androidのシステムアップデートはまだ経験していません。もしかしたらシステムアップデートのタイミングで戻ってしまうかもしれませんが、まあ、これをやり直せば大丈夫なはずです。

特殊なアプリなくてもできて安心

特殊なアプリがなければできないような設定ではないのは、非常に安心感が高いですよね。設定だけして、開発者オプションを起動できないようにしておけば、変な操作ミスをすることもありません。この不満があった方、ぜひやってみてください!

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