ヤフオクでジャンク扱いの（だけどちょっと知識があれば普通に使える）きれいなノートパソコンを購入、低費用で予備機＆Linux勉強機として構築できました。
購入したのはThinkPad E14 Gen2という2020年の秋に発売されたノートパソコン、第11世代のCore-i5搭載、フルHDの製品です。
自宅で作業するときにはデスクトップパソコンを使い、外出時には最近購入したThinkPad X1 Carbon Gen10があります。普通に使う分には「足りている」のですが、
- なにかの折にもう一台予備があると、機材交換時にも2台体制が取れて安心
- LinuxをVMではなく直接インストールしていろいろ触り、Linuxの勉強をしたい
という欲求を満たせるため、安くて使い勝手のよいパソコンがあれば買ってもいいなと思っていました。
ヤフオクを眺めていたら
- BIOS起動までは確認済み
- OSはなし
- 詳しい検査をしていないためジャンク扱い
という本機が出ていました。写真を見るとBIOSは確かに起動しているし、筐体に割れがあるわけでもなく、これなら予備機として使えるかも。だめならまたオークションに出しちゃえば良い、という気軽な考えで落札しました。約35,000円。
到着したThinkPadは予想以上にきれいだった。IRカメラも付属
程なく到着したThinkPadは予想以上にきれいな状態でした。キーもきれい、天板にも目立つ傷がなく、BIOSから実行できるハードウェアのヘルスチェックをしてみても、エラーが出てこない上物。また、なぜかSSDにはWindowsが入っており、リカバーメディアを作れる状況だったのです。これは完全にお買い得な一品。
ThinkPad E14 Gen2は安価な製品な分省スペース化・薄型軽量化を行っていない機種です。逆に、筐体に余裕があるからか、SSDを物理的に2枚（2280、2242を1枚ずつ）挿入できるパソコンです。
なので、SSDを2枚挿しにし、それぞれにWindows11とLinuxをインストールしてデュアルブート環境を構築することに決めました。WindowsにVMのソフトを入れてLinuxをインストールしてもLinuxの勉強はできるのですが、直接インストールしたほうがさらにLinuxの勉強になると考えたからです。どちらかといえばWindowsをメイン利用、できることを一通り試してみるLinuxを勉強環境としておこうと思いました。
WindowsをインストールするSSDは、容量当たりの単価が安い2280タイプのもので、1TBの容量のものを。
LinuxをインストールするSSDは、2242タイプのもので、512GBの容量のものにしました。
SSDの増設やOSのセットアップは後日別記事を書きますが、とにかくSSDを差し替えてWindowsを新たに入れ直してみてびっくり。ノートパソコンについているカメラが、顔認証可能なIRカメラだったのです。
年齢を重ねて指紋認証の効率が悪くなってきた僕にとって、顔認証が簡単にできるのは大きなメリットです。このカメラ、数千円で部品を買って自力で取り付けられますが、最初からついていればそれに越したことはありません。さらに指紋認証もあるようで（まだためしていません）、かゆいところに手の届く優良ジャンク扱いノートでした。
Linuxの勉強とWindowsの予備機として活躍してくれる、はず
Windows機としては、メインのデスクトップと持ち出し用のメインノートがありますので3番手。それほど頻繁に使うことはなさそうです。でも、時々Windowsにアクセスしてクラウドとの同期をしておくことで、いざというときにすぐに持ち出せる一台としてスタンバイさせられます。
Linuxの勉強としては、これをLinuxでやりたい、Linuxでこれを実現したい、ではなく、日常行う作業をLinux環境で行うことでOSの操作に慣れ、できることを増やしていきたいと考えているところです。プログラミングも少し勉強したいと思っているのですが、その勉強環境としてLinux環境を使えればさらにいいかな、と思っています。
こんな融通の利く第3のパソコンを、いろいろ含めて5万円もしない価格でそろえられたのは個人的にはお得感満載です。少し前に、買い替えのために売却したノートパソコンは新品で買って5年以上経っていたことを考えると、発売日から3年弱のこのパソコンは、あと2年は使えそうです。
この子は価格以上に活躍してくれるのではないかな、と期待しながら、本記事もこの子で執筆しています。うん。普通に気持ちよく使えている。