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写真をパクられた人が著作権侵害で訴えたりサイトに請求したりした記事まとめ

2017/06/25

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昨年くらいからWebメディアのパクリがだいぶん問題になってきつつありますね。DeNAは依頼があったサイトについて自主的に調査するようなこともしているようです。

とはいえパクられれているものの泣き寝入りしている人、期待できる賠償金(?)に比べ手続きを調べなければいけないなど作業コストがどれだけかかるか分からないからスルー、という方もいることでしょう。

また、パクラれ方次第でどのような手続きが必要なのかも難しいですし、一つのチャートとして説明されることもなかなかないものです。すべてのメディアに対するパクられ方を経験し、それを体系的にまとめられるという人なんてそうそういるもんじゃないかもしれませんね。

ということで、ブログなどで自らの写真などを不正に利用された人が不正利用元に抗議・請求などしたことを記事にしたものをご紹介します。まとまっていることに価値があるのではないかと思ったので「キュレーション」してみちゃいます。

写真の無断利用について請求を送ったカメラマンの例

プロカメラマンがブログなどに掲載した写真の不正利用はなかなか後を絶たないようですね。

請求書を送る方針に決めて実行しているカメラマンの話

個人で請求しているんだ!というのを初めてみたのはこの方の記事だったと思います。
「著作権侵害対策」というカテゴリーもあり、関連記事の読み応えがあります。よく読んでおいてもいいかも。

キュレーションメディアに写真をパクられたら請求書を送ることにした

写真の無断転載をされた商用サイトに抗議したカメラマンの話

こちらもプロカメラマンの被害例です。写真は削除するものの記事掲載は続ける、という対応についてGoogleに著作権侵害の申し立てを行ったり、無断転載を見つける方法、見つけた場合の対処についても説明されています。

写真の無断転載に抗議して使用料の話をしてみたところ・・・某バイラルメディア/キュレーションメディアの無断転載がひどすぎる件

ヤフオク利用者にブログの写真を無断利用されたブロガーの対応

ブログの写真がヤフオクユーザーに使われてしまったブロガーが、ヤフオクに「送信防止請求」を送った顛末を記事にしてくださっています。このブロガーさんは私の友人でもあります。

依頼書のダウンロードリンクもあります。ヤフオクの写真に無断利用された方はこの記事からダウンロードできます。申請から認められるまで2ヶ月かかっているのでオークション期間中に間に合わせることはできなさそうですね。

ブログの写真がヤフオク!の出品説明に無断盗用されていたので、送信防止請求を書面で送付してみた

写真の著作権侵害に対する手続きを一通り説明

この記事の著者が被害を受けたのかは分かりませんが、引用の基本や著作権を侵害されたサイトへの基本的な対処がまとめられています。リンクも幾つかあり、それを含めてじっくり読むのも良いですね。

写真の著作権侵害の傾向と対策 - yanok.net

発信者情報開示請求を行った個人ブロガー

個人運営のサイトにパクられた場合、キュレーションサイトなどと異なって連絡先がない場合もあるんですよね。そうした際にはレンタルサーバーを特定し、そのレンタルサーバーの運営会社に発信者情報開示請求を行わなければなりません。

そのあたりの作業を写真つきで詳細に説明してくれています。これが役に立つ人もいることでしょう。

写真を無断使用された時の発信者情報開示請求の仕方 | 田中ですドットコム

バズったツイートの写真がアフィリエイトブログに無断使用されていたときの戦いの記録

Twitterは、埋め込みで利用する分には問題ないのですが、Tweetされている写真を保存して画像として利用、みたいな使い方は認められていません。Webメディアの人は投稿者に利用許可をもらったりして対応するようなのですが、アフィリエイトブログに無断利用されたり、そのことを指摘したら「威力業務妨害」とFacebookで書かれたりしたそうです。

ただ、ちゃんと反省している個人に対しては寛容にことを収めるという選択肢があってもいいのかもしれませんね。そのあたりと、なぜか「BOKETE」にひどいことまで書かれた顛末まであって面白い記事です。

パクリアフィブログにいちいち対抗してみた話 | 赤祖父 (赤ソファ) | note

パクられ方によって対処はまちまち

一口に著作権を侵害されたと言っても、相手の出方や望む「落とし前」の付け方、パクられた先の業態によって対処は様々です。一つのやり方だけ確認しても「自分の場合はどうなの?」ということになってしまうかもしれません。

また「法的手続き」を個人が行うことは心の負担が大きいものです。ゴネる相手と喧嘩するのも疲れますよね。
被害者がいろいろ苦労するのは世の常ですが、パターンや対処方法がわかっていればそのストレスも軽減されるかもしれません。

これらの情報が網羅された良いドキュメント・本・資料が公表されればいいのですが、それまではこういうまとめを残しておくことで、困ったときにちょっと見てみる先になってくれれば嬉しいなと思うしだいです。

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