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外資系調査会社によるスマートフォン充電回数のレポートが何だかよくわからない

更新日:

スマホって、ある意味バッテリーとの勝負だと思うんですよね。
便利だからしっかりいろいろ使いたいんですけれど、使いすぎれば当然バッテリーが減っていくわけでして。
そのために予備バッテリーを準備している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さてそんな中、外資系調査会社「ニールセン」が公表したスマートフォンの充電回数に関するレポートがなんだか良くわからなかったので軽くご報告します。
これを読んで「今」を誤解してしまうユーザーが出てきませんように。

これがそのレポートです

ニールセン、スマートフォン利用状況分析レポートNielsen Smartphone Analyticsの提供を開始 | ニュースリリース | ニールセン株式会社

これがそのレポートページです。
前半部分で主にスマホの充電回数と、スマホがWi-Fiかキャリア回線のどちらで主に使われているかをレポートしているのですが、摩訶不思議なのは前者のスマホの充電回数のレポート。

以下、レポートから引用しますと・・・

Smartphone Analytics2014年2月データから利用者のスマートフォン端末別の1日あたりの平均充電回数をみると、ハイスペックな“全部入りスマホ”として発売されていたArrows Xの利用者の69%が日に5回以上充電をしていることがわかりました。また、Xperia Aでは1回から2回の充電をする利用者が最も多く48%、Galaxy S Ⅲでは1回から2回、3回から4回、5回以上がそれぞれ30%程度となっており、利用端末ごとに差がみられました。

説明の前に以下の図が添付されておりました。

News20140519_02

お、おう・・・。

2014年2月のデータで出てきた、対象となるスマホが
Arrows X
Galaxy S3
Xperia A
ですか・・・。
Arrows Xは複数種類あって発売時期が不明。一番古くて2011年(これが該当する機種のように思えます)。
Galay S3は2012年6月発売。
Xperia Aは2013年5月発売。
発売時期がそれぞれずれているし、バッテリー周りの技術も年々向上しているなかで、この発売時期の差が既に調査の価値を無くしているのではないかと思ったり。

ここが不思議だよ、この調査

何が不思議なのかというと。

Arrows X

まず、対象となっている「Arrows X」。これ、固有の機種名じゃないです。
F-02E
F-10D
F-05D
Arrows Xとして出ている機種は僕が調べただけで3種類あります。どれを指してるんですかねえ?

読んでくださった方の指摘で

ARROWS Xですが、"全部入りスマホ"のキャッチコピーを使ってたのは2011年のF-05Dです

とありました。ご指摘ありがとうございます。3機種の中では2011年の一番古いものですね。
一番古いものであれば、なおさらバッテリーの充電回数の比較については意味のないものになってしまいそうですが。

調査対象がはっきりしていない調査に意味があるのでしょうか?

F-05Dなどは2011年に発売の製品。省電力技術はハードウェア・ソフトウェアともに今より劣っている時期でしょうし、当時かったものを2014年に調査して、バッテリーのへたりがあっても何ら不思議はないです。

確かにF-10Dは
ホッカイロより熱くなるスマホ、ARROWS X F-10D。ユーザから訴訟起こされ敗訴。(大元 隆志) - 個人 - Yahoo!ニュース

こんなニュースがあるくらいなんですけれど、こういう品質と充電回数は全然関係ないです。

Galaxy S3

幸いなことに、Galaxy S3という機種は1機種しかありません。

読者からのご指摘で

Galaxy S3はDOCOMO版のsc-06d、Galaxy S3 αと言われていたsc-03e、AU版S3のscl21の3型番があります。

といただきました。有難うございます。
この文中ではαは別機種と思って省き、DOCOMOとAUは型番や発売時期、スピーカーの違いはあれど「Galaxy S3」であることから型番違いは無視しました。3機種ある、と言えばいえますね。
しかしこの機種(S3)、2012年の6月に発売された機種で、製品発表時に掲載されるNTTドコモの製

品ページも既になくなっている状況です。

このくらいの年数がある機種となると、バッテリーの利用状況もユーザーによって異なり、出された情報をどのように読み取って良いのか悩まされます。

比較条件がわからない

スマホの比較条件もわかりません。
利用者層はどうなのか
発売時期は一緒なのか
どのような使い方をしているのか

などなど。根本的にArrowsの機種がわからない辞典で比較条件も何もないと思いますけれど。

野球に例えるなら、年間試合数やボールの反発係数(いわゆる「飛ぶボール」「飛ばないボール」)の調査をしないで年間本塁打数の多寡を語っているような状態です。

また、技術進化の著しいスマートフォンで、3年前~1年前程度のスマホのバッテリー比較をすることにどれだけの意味があるのかも疑問です。

スマートフォン・タブレット・携帯電話(F-05F) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通

2014年夏モデルの富士通製品 F-05Fでは、3日持ちArrowsというキャッチコピーがつけられています。
もちろんヘビーユーザーが使いこんで3日持つわけはないのでしょうが、おそらく一般ユーザーにアンケートを取って1日に5回充電しなけらばならないようなことにもならないでしょう。富士通機を使っていないので実測できないのはお詫び申し上げるところですが。

この調査からわかること

この調査からわかることは、古いスマホの充電頻度に関することだけです。新しくスマホを導入する人にとって参考になる情報はありません。

一時期の富士通の、詳細はわからない機種の充電回数が多く、
Xperia Aがバッテリー持ちが良いという印象を受けますが、それでも4分の1の利用者は毎日5回充電しています。これって環境や使い方次第でどうにでも変わるってことじゃないですか?

正直僕には何も伝わってこなかったです。適当なレポートするなや、と突っ込んでもらいたがっている気持ちだけは伝わってきましたけれどね。

だからどうしていいかわからない

古い機種の充電回数が多いから、モバイルバッテリーや充電機器を売りましょうというマーケティングの資料にするのでしょうか?
利用者に充電回数に関する啓もうをしようという資料にするのでしょうか?

うーん、どれもパンチ不足。無料のレポートにそこまで期待するな、とおしかりを受けそうですが、読んでどうにもならないものをレポートにするのもなんだかなあという印象。

まとめ

この調査を見て、これからスマホを選ぶ人は何も参考にすることはありません。
古い機種の比較なので、メーカーも利用者も、誰も得していません。

もし購入を検討しているのであれば、今の機種をよく判断して購入してください。実際のバッテリー持ちについては口コミサイトの利用者に聞いてみるとか、使っている人のブログを読むとか、そういう方が有効な情報収集だと思います。

僕は富士通さんの回し者じゃないです。ただ、最近のシリーズでバッテリー持ちを改善させている富士通の古い機種で上げ足をとるような報告は見ていて残念になりました。NEC、東芝、パナソニックなど国内メーカーがスマホから実質撤退していくなか、富士通には頑張って良い機種を出してもらいたいなあと思っています。

モバイルバッテリーは無いよりあった方がいい

バッテリーが切れたらただの文鎮になるのがスマホ。外部電源は用意しておくといいですよ!先ほど「パンチ不足」と書いておきながら、モバイルバッテリーが便利で安心を与える製品であることは疑いを持ちません。

お勧めはこちららへん。

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